2022-01-01から1年間の記事一覧

鎌倉殿とエルピスで描かれていたもの

今回のブログは、「『鎌倉殿の13人』とは何だったのか “死”にドラマを見出した三谷幸喜の構成力」というネット記事にぶら下がったとあるヤフコメにインスパイアされて書いてます。「鎌倉殿」と「エルピス」の共通点に言及してたので。 www.nhk.or.jp www.ktv…

『ストーリーとしての競争戦略』について

それなりに売れた本ですしこの手の書籍の古典として扱われていることもあるので読まれた方も多いと思いますが、12年前に刊行された『ストーリーとしての競争戦略』という本を "積読/ツンドク" の山からマイニングしてきまして2回ほど読んでみました。競争戦…

会食時のマスク着用について

先日、勤務先の「イヤー・エンド・パーティー」が3年ぶりに開催され、500名を超える参加者がひとつの空間(宴会場)に集まり、大いに盛り上がりました。広さが限定的な室内で飲食をともなうパーティーであったことから、飲食時以外はマスクを着用するいわゆ…

辛・ウルトラマン

Amazonプライムで配信が始まった『シン・ウルトラマン』を観ました。劇場には足を運べて いなかったのでこれが初シン・ウルトラマン体験です。 オリジナルが「怪獣(シン・ウルトラマンでは "禍威獣")対人類」、「侵略宇宙人対人類」という構図にウルトラマ…

JREポイントでチャリンチャリン

JR東日本が提供する「JREポイント」というサービスがあります。このポイント制度に「入会」し、普段使っているSuicaやJREクレジットカード、JREポイントアプリなどを関連付けて登録しておくと、JREポイントが次々とたまっていきます。 www.jrepoint.jp これ…

iPhone SEがやってきた

長年使っていたiPhone 8をスタバのテラステーブルから人生初の「大落下」させスクリーン面がガビガビに割れてしまったので、これを機にスマホを新調することにしました。ぼくは「工業品は完成品が最も美しい」と考えるタチなので、スマホケースを使わない「…

家庭用グラスはDURALEX

自宅で日常的に使うグラス(コップ)ですが、我が家ではすべてDURALEXのグラスを使っています。なにより丈夫で長持ちで扱いやすい点が大きなポイントです。結婚当初から使っているのでもう30年弱になりますが、割ってしまったのはほんの数回(記憶にあるのは…

ヘッドアップディスプレイは便利だし不満ないよ

我が家のクルマにオプションで搭載したヘッドアップディスプレイ、とても便利で何の不満もありません。通常であれば計器盤内やその周辺のコンソール類に配置されるべき情報をフロントガラスに投影してくれる一種のAR(Augmented Reality: 拡張現実)的機能で…

オクラホマミキサー

前クールの地上波ドラマの中で異彩を放っていたのは『初恋の悪魔』。タイトルがあまりにも凡庸で、かつ、ぼくの苦手な恋愛ものを想起させたのでほとんど期待しないで観はじめたのですが、最初の2、3週こそ話にまとまりがなくてドラマの軸や方向性がつかみづ…

タングラムに夢中

『アストリッドとラファエル』というフランスの連続ドラマにハマっていたのですが、日本の地上波(NHK)ではシーズン1が先日放映終了になってしまってちょっとしたロスを感じています。 www.nhk.jp その作品の主人公のひとりである自閉症のアストリッドが強…

『テクノロジーが予測する未来』について

14年ぶりに米国から拠点を日本に戻した元MITメディアラボ所長の伊藤穰一さん(Joi)による、最新テクノロジーから読み解く近未来の展望です。一度読んで、1ヶ月程度間を空けてから改めて読み直す、という普段あまりやらない読み方をしました。それは、一読し…

那須塩原温泉郷のシンボルマークが秀逸

この週末を過ごした那須塩原温泉郷の宿で、購入したお土産を包んでいただいた手提げ袋にプリントされていたシンボルマークにしばし見入ってしまいました。

実践的教養としての『武器になる哲学』

高校から学生時代にかけて、哲学やさまざまな「思想」、心理学などに俄か熱中していた時期がありました。その頃は構造主義だポスト構造主義だと友人と酒を交わしながら語ったりすることがカッコいいと思いこんでいる輩がそこかしこで見られるという時代背景…

Kindle新調

数年ぶりにKindle(Paperwhite)を買いました。11世代目のモデルだそうです。ぼく自身としては3代目(3台目)。 これまで使用していたKindleに不具合が出たわけでも不満があったわけでもないのですが、使用中のモデルを妻への「おさがり」として進呈するの…

(初)ミュージカル『ミス・サイゴン』

日本での公演が30周年を迎えたミュージカル、『ミス・サイゴン』を鑑賞してきました。じ・つ・は、ミュージカルを生で観劇するのは初めてのことで、通常の舞台や映画などと感じ方がどう違うのだろうと半ば興味津々な気持ちで東京の帝国劇場に足を運びました…

松坂桃李くんは飛び抜けて多くの良い作品に恵まれている

オリビア・ニュートン=ジョンさんの訃報を聞き、彼女の代表曲を思い出しながらセンチメンタルな気持ちに浸っていました。彼女が残してくれたもののうち音楽的にも映像的にも一番インパクトが大きかったのは「フィジカル」ではありますが、ぼくは地味に「カン…

ハイブリッドなワークスタイルとPCデバイスの進化と

COVID-19の感染拡大が引き金となってぼくたちはリモートワークというワークスタイルを広く受け入れざるを得なくなりました。IT企業に身を置くぼくは、前職のマイクロソフトでも、そして今月からお世話になっているヴイエムウェアでも、リモートワークのため…

無敵の人、ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツの慧眼とその生き様(ちと大げさ?)について論評した記事がITmediaに掲載されていました。IT業界人のみならずすべての人に一読いただきたい記事です。 www.itmedia.co.jp 「先を見通す力」が飛びぬけており、かつ、誤りに気付いた時の修正力と…

近所でドローンが飛んでいると不気味なのはなぜだろう

先日、聞きなれない音(ちょっとした騒音)が自宅の外から聞こえたので三階のベランダに上がって周りを見渡してみたところ、ご近所様の家の上空でドローンがホバリングしたり(そのお宅の)敷地内で移動していたりしていました。何を目的とした飛行だったの…

防衛運転とは

クルマを運転中、直前を走っていたバスの後部(通常は広告が掲載されている箇所に)にあった「防衛運転実施中」という文字が目に留まりました。 防衛運転てなんだ? もしかすると教習所で習ったのかもしれませんが、あいにくぼくの記憶領域にはこのような単…

人工中絶の合憲性(合衆国での最高裁判断に寄せて)

「人工妊娠中絶は合憲」とするこれまでの判断を米連邦最高裁自らが覆したというニュースが世界中を駆け巡り、アメリカの「分断」がさらに悪い方へ前進してしまいました。キリスト教的思想も深く根を下ろした今回の「分断」は、「格差」と同じかそれ以上にア…

超兵器R1号

最近ウルトラマン関連の投稿が続いたので、その流れで、ぼくの最も愛する『ウルトラセブン』から印象に残っているエピソードのひとつをご紹介。それは、『超兵器R1号』というタイトルで放映された第26話です。世界の注目を集める大陸での侵略戦争が続く中、…

沖縄出身の『ふたりのウルトラマン』

6月18日の深夜にNHK総合で放映された*1『ふたりのウルトラマン』を観ました。ドキュメンタリータッチのドラマで、ところどころに関係者のインタビューをはさみながら、ウルトラQ~ウルトラマン~ウルトラセブンの時代を背景に沖縄出身の2人の脚本家、金城哲…

明日は和菓子の日!

お気に入りのセブンイレブン「豆大福」を買ってきましたら、パッケージのデザインがいつもとちょっとだけ違います。よく見ると右上のところに「六月十六日は和菓子の日」とあります。へえ、そうなんだ。 この手の話の由来は諸説あるのが通例ですが、「全国和…

I think ~ 我思う

とある本を読んでいてなるほどな、と思ったのが、日本人の書く(話す)英語で見かける「I think」という表現。これ、日本語における「~と思う」とはちょっとニュアンスが異なるようですね。 最近巷で聞かれる言葉で耳につくのが、文末に「~と思います」と…

「X」の使い方について

IT業界に特有なのかもしれないので他業種の方で「?」と思われた方がいらっしゃったらごめんなさい。 会社同士の協業や業務提携、製品やサービス同士の連携をあらわすときに、両者のロゴなどを「X」でつないだ表現をよく見かけますが、これ、日本特有の用法…

日本は特別、という話

ほかの業界のことはわかりませんが、ぼくが属している「IT業界」には、グローバルの常識が通用しないことがいくつかあります。日本は特別、なんて言ってたら世界に取り残されるぞ、と指摘する以下の記事を読んでふと思うところがあったのでメモ。 「日本は特…

「市場ナンバーワン」についてよく考えよう

最近テレビのニュース内で、「市場ナンバーワン」「顧客満足度ナンバーワン」などをうたう宣伝文句に関して注意を喚起する特集が組まれていました。物を買うときや何らかの契約をするときにはどうしても他者の評判や「実績」を頼りにしてしまいがちですが、…

オーケーのコーヒーを比較的おいしく淹れる方法

オーケーのドリップコーヒーを愛用しています。理由は「ペーパードリップコーヒーを破格値で飲めるから」です。このあたりの話は以前ブログに書きました。 koichi.hatenablog.com で、長年このコーヒーを嗜んできた者として、これを「比較的」おいしく淹れる…

『シン・ウルトラマン』、早く観ないと

ニューズウィーク日本語版に独自の視点の評論があったので、ますます気になる『シン・ウルトラマン』。ぼくはすっかり勘違いしていたのですが監督は庵野さんではなかったのですね。 この記事では、「観るべきか否か」で言えばぜひ劇場に足を運ぶべきと論をま…