タングラムに夢中

『アストリッドとラファエル』というフランスの連続ドラマにハマっていたのですが、日本の地上波(NHK)ではシーズン1が先日放映終了になってしまってちょっとしたロスを感じています。

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その作品の主人公のひとりである自閉症のアストリッドが強い興味を示しているのが様々なパズルなのですが、とあるエピソードで「タングラム」というパズルが出てきます。正方形を大きさが異なる複数の三角形や四角形に分解したものなのですが、これが何とも魅力的。

 

昔、温泉宿かホテルの部屋で時折見かけた気がするのですが、今思えばその時はこのパズルの本当の楽しみ方をわかっていなかったようです。と言うのも、当時このパズルを見た時は、正方形に収まっているパーツを一旦バラして、それを元通りにする遊びなのだと思っていたのです。ところがドラマの中でアストリッドが夢中になっているのは、正方形へ戻すことではなく、「課題」として提示される様々な形の「影絵」をタングラムのパーツを並べ替えて完成させるスピードだったのです。なるほど!そうやって楽しむものなのか!と知らされた時、ぼく自身もこのパズル魅力に引き込まれていたようです。

早速ネットで購入して取り寄せたところ、タングラムといっしょに「問題集」が同梱されていて、その課題の数は120。初級から中級、上級とステップアップしていけるようになっており、しばらくはこれで楽しめそうです。

購入したタングラムのパッケージには18世紀の日本で原型が生まれとた書いてありますが、Wikipediaには宋の時代の中国が起源とあり、諸説あるようです。が、なんとなくですが中国が起源のような気がしますねー。その後ヨーロッパにも広がって、今回、フランスのドラマに古典的なパズルとして登場してきたわけです。

というわけで、シンプルだけどなかなか奥の深そうな、無限の楽しみ方がありそうな「おもちゃ」を手に入れて、少々興奮気味なアストリッド、じゃなくで、ぼくでありました。