
この5月に1週間ほどベトナムのホーチミンに行ってきました。仕事でしたので観光らしい観光はしていないのですが、限られた時間の中でこの街で過ごした雑感をメモしておきます。
空港のイミグレは長蛇の列

時間帯にもよると思うのですが、空港のイミグレはすごい長蛇の列。事前にネットなどで調べて想像はついていたので驚きはしませんでしたが、なるほど本当にこんな様子なのね、という感想。審査官がノロいのか怪しい渡航者が多いのか、原因はよくわかりませんが、とにかく並んでます。長時間待たされるのは嫌だ、という方は、Klookなどで購入できる「ファストトラック」をご検討ください。標準価格は3000円くらい。購入するとQRコードが発行されますが、こいつを持っていると、「優先レーン」に通してもらえます。ぼくも今回、こいつを使いました。購入した業者の札を持った担当者がイミグレエリアに立っているので、その人にコンタクトすると優先レーンに回してもらえます。ちなみにぼくの場合は、発行されたQRコードの提示は求められず、ボーディングパスを見せただけで通してもらえました。
実際、長蛇の列を横目に、かなり時短な列でイミグレを通過できました。(それでも20分程度は待たされたかな)
空港における「国による手続き」の時短がお金で買えるというのは最初は信じがたかったのですが、実際に体験してみると、そういう国もあるのねー、と勉強になりました。
車、バイクの運転はかなり過激

こちらも事前調査済みだったので大きな驚きはありませんでしたが、現地で実体験すると、これはすさまじいです。ほとんど車線を意識していないのではないかというくらいバイクたちが隙間隙間を突いてスレスレをすり抜けていきます。また、バイクほどではありませんが車たちも結構過激に攻めた走りをします。加えて、歩行者との距離感も日本とは大違い。たとえそこが横断歩道であったとしても、横断中の歩行者のすぐ横を車やバイクがかすめるように走っています。最初はかなり怖いのですが、日本流の横断スタイルにこだわっていると永遠に道を渡れません。タイミングを見て横断を開始し、もちろん、車やバイクの動きには注意を払いつつ、それでもそのまま横断しきることが大切です。慣れてくると、これはこれで、お互いが「そういうものだ」という暗黙の了解のもと事故を起こさないように呼吸を合わせて移動しているのだな、と感じるようになります。実際、本当に「危ない!」という瞬間はありませんでしたし、周りでも危機一髪みたいな状況は目にすることがありませんでした。うまくみんなが共生しているのですね。
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通貨の感覚がバグる
ベトナム特有ではありませんが、通貨の単位が違い過ぎてなかなかしびれます。現在のレートだと1,000ドンが6円くらいです。こんな感じなので、数千円後半の買い物などをすると、レジで「XXXミリオン」と言われて、一瞬ひるみます。
そんな通貨単位なので、コンビニなどで細かい買い物も結構しましたが今回の1週間では硬貨を目にすることはなく、すべて紙幣でした。実際、硬貨はほぼ流通していないそうです。
日本はいま円安なので海外に出たときはつらい思いをすることが多いですが、ベトナムも通貨があまり強くないので、日本人のぼくたちでも物価が安いなー、と感じることができるのはうれしいです。
ちなみにクレジットカードはVISAかMASTERが安心です。AMERICAN EXPRESSは受け付けてもらえないところが多いです。
移動はGrab
地下鉄が(ほぼ)ないので移動はタクシー頼みとなります。Uberは走っておらず、主流はGrabでしょう。ベトナム気分を味わうなら、かなり勇気がいるけどバイク2人乗りタイプを試すのもよし。言葉がなかなか通じないので、トラブル防止の意味でもGrabは必須ツール。渋滞で多少待たされることもあるけど、かなりの台数があるので、便利さは万全。EVも多いです。
食事はさまざまなニーズに対応

本場を楽しみたければ道端の露天から高級ベトナムレストランまで、多彩。観光客も多く訪れる街なので、「本物の」ベトナム料理をお探しなら、よくよく調べてから行くか現地の知人(がいれば)に聞くのがよいでしょう。形だけの観光客用バインミーとかでお茶を濁されないように。あと、露天の場合は混雑してる店を選ぶのがよいかも。日本人はお腹が弱い民族みたいなので。

エスニックに飽きても、日本の強力なファストフードやチェーン店、日本食レストランも豊富。吉野家、松屋、すき家、CoCo壱、丸亀製麺、、、。吉野家とCoCo壱は行きましたが、ジャパンクオリティで安心、快適です。清潔だしオペレーションも完璧。味付けですが、吉野家は日本で出されるものとほぼ同じ、CoCo壱はカレールーが日本のとはちと違って若干ドロッとしてる感じで特徴(CoCo壱らしさ)が消えているのが少し残ね。その他、居酒屋、寿司屋、ラーメン屋などなど、和食店はたくさんあります。

どろっとして日本とはちょっと違う味付け。

牛丼は日本クオリティで万全。味噌汁も日本レベル。

CoCo壱や吉野家の店内はファミレス風。とても清潔で店員のオペレーションも日本クオリティ。


普通に日本の居酒屋、定食屋が並んでます。
全体として
ホーチミンは思ってたより都会でした。高層ビルが立ち並ぶ感じではないのですが、イメージしていたよりずっと都会。道端で飲食したり寝てる人がちょこちょこいたりして不衛生に感じる箇所もありますが、総じて問題なし。観光客も多く、見つけたいものはたいてい見つかる、便利な街です。発展途上国に期待するようなイケイケ、ノビノビィーという勢いとかエナジー感はあまり感じず、オリジナルの文化や歴史と新しいものたちがうまくバランスされて、ある種の成熟すら感じました。

歴史的に意義のある郵便局も、完全観光地化。お土産屋で溢れており、歴史を感じられる余地はあまり残っていないです…。
経済と文化と歴史と、それらのバランスって難しいな、と感じたホーチミンでした。