2016-01-01から1年間の記事一覧

恵比寿が何か足りない件

恵比寿駅を横文字で書くと「Ebisu」となるわけですが、このアルファベットの並びに何とも言えない物足りなさを長らく感じていました。この違和感を覚えるようになってから軽く四半世紀は経っている気がします。通勤で恵比寿駅を頻繁に使うようになってからか…

『逃げ恥』 〜 充実の最終回

第一回を見た直後の印象では、「家事とは?」を追究していくドラマなんだろうなという浅はかな期待で以下のようなツイートをしていたのですが(だから「恋愛的な要素に興味なし」と書いた)、回を追うごとにテーマは家事そのものという狭い範囲の事柄ではな…

真田丸のMVP

『真田丸』、終わっちゃいましたねー。おもしろかったですねー。ぼくは歴史に詳しくはありませんが、放送があるたびにそこかしこで勝手解説やら俺の説明を聞けトークが繰り広げられていたようで、それだけ作り手が細部にこだわって作っておりいい意味での突…

ずば抜けたミルキー度でもてなす『もち豚とんかつ たいよう』

カウンターだけのこじんまりとしたお店なのですが予約がないとなかなか入れない武蔵小山のとんかつ店『もち豚とんかつ たいよう』。東京のとんかつランキングでは必ず上位に入ってくる人気店です。定食屋で予約が必要ってどういうことよ、という反発とも言え…

iPhoneに辛い冬

マフラーや手袋が必要となる時期の通勤では、駅までの徒歩の間ずっと愛機であるiPhone 6sをコートの外ポケットに入れています。このiPhoneが寒さにやたら弱いのです。 歩きスマホはしませんので、家を出たあと最初にiPhoneに触れるのは駅でSwarmのチェックイ…

生野菜

夕食は適切な時間にきちんといただかないと生きていけないぼくが、仕事の関係で今週は月曜からまともな夕食をいつもの時間にとれていなかった。そして木曜、つまり四日目にして限界が近づいていた。 そんな今夜はとにかく生野菜が食べたかった。こういう時は…

本日は小春日和だそうで

小春日和と言えば「いったいいつ頃の季節のことでしょう?」というクイズは最近あまり聞かなくなったかな? 小春日和と聞くと山口百恵の代表曲『秋桜』を思い出す年代のぼくではありますが、朝の通勤時に電車の中で何十年かぶりに『秋桜』の歌詞を文字で読み…

前世紀のコンシューマライぜーション

Facebookが「Workplace」で仕事場にまで乗り込んで来ることが話題になっているようですが、ふと、インターネット夜明け前にコンシューマライゼーションを体験していたことを思い出しました。インターネットがまだみんなの手元になかった20世紀のコンシューマ…

虎ノ門で行く、汁なし担々麺。『紅蠍 RED SCORPION』

汁なし担々麺を求めて虎ノ門の『紅蠍 RED SCORPION』(べにかつ)へ初訪店。道に迷いながらの現地到着だったために、はじめの5分間は間違ってお隣のお蕎麦やさんの行列に並んでしまうというプチ失態つきでした。にしてもすごいですね、港屋さん。 お目当ての…

やっぱいいわ、『インターステラー』

大ヒット中の『君の名は。』を劇場で見てからというもの、無性に2年前の『インターステラー』を見返したくなり、レンタルして3回も見てしまいました。いろんな意味で傑作ですねー。ノーラン監督天才。圧倒的な完成度。 SFものは筋書きや各シーンの作りに対し…

シェアする心と『治る前提でがんになった』(読後感)

この本は、「がん」をめぐる闘病記(個人的な記録)であり患者学(がんに打ち勝つ術)であり、そして、著者・高山さんが悪性脳腫瘍、白血病・悪性リンパ腫というふたつのがんと向き合うことによって本当の意味で見えてきたことを「がんになることの意味」と…

自分がデジタル世代と言えない理由

お気に入りの『とんかつ丸五』へ向かう途中、昌平橋交差点で信号待ちをしていると、ご老人から道を尋ねられました。とても柔らかな物腰で「ショーヘードームカンがどこかご存知でしょうか」とおっしゃっていたと思います。そこでぼくは、その場所が頭にすぐ…

Instapaperの身売り

最近はRSSってどうなんですかね。そして、「あとで読む」ブックマークサービスってどうなんですかね。ぼくにはどちらも極めて重要なツール/サービスであり、毎日毎日大活用しておりまして、ぼくの場合それらは「Byline」であり「Instapaper」であるわけです…

六本木で究極のメンチかつバーガーを!

いま六本木では『六本木グルメバーガーグランプリ 2016』というお祭りをやっていまして、われらが豚組食堂さんも「究極のメンチかつバーガー」という期間限定メニューで本気の勝負をされてらっしゃいます。 ぼくはとんかつ大好き男ではあるのですが実はメン…

『シン・ゴジラ』、話題になるのがよくわかる

ようやく観ることができました。 マニアックな映画ですねえ。前提知識を入れずに(登場人物の英語がどうしたこうしたというノイズが鑑賞前に聞こえてきちゃったんですがそれ以外はほぼ白紙の状態)観ましたが、見ごたえのある作品です。怪獣がお嫌いでなけれ…

福原愛選手の目について

リオでの福原愛選手の試合ぶりに感銘を受けています。強い!という勝負事の結果について何か言いたいのではなく、彼女の目に深く気持ちが吸い込まれていく感覚を共有したいのです。 非科学的な表現を使うならば、あれは神が降りてきている目ですね。少しロジ…

ぼくがドラクエに熱中していたころ

もう30年も前になるけど二十歳のぼくはドラクエに熱中していました。ウィキペディアによれば "2000年代ごろにおけるフィーチャーフォンの待受画像1枚分相当のROM容量" 程度で実現されたこの時期のゲーム機にはプレイ状況を記憶しておく場所など用意されてお…

ちょうど10年経ちました

10年前の本日、7月6日がぼくのブログ初体験日でした。十周年を迎えるにあたってこれまでを振り返って何か書いてみようかな、なんてぼんやり思ってた時期もあったのですが、実際にその日が来てみると取り立てて感慨深いわけでもなく、単なる通過点っていう印…

世界一おいしいカレーうどん(パート2)

実に4年ぶりとなる『うどん錦』。カレーうどんとしてはおそらく世界一の味だと思うのですが、いつ行っても待たされることなく、すんなり席につくことができます。10席もない小さな店なのに。 名古屋への出張はこの店を訪れるためにある、と言い切っても言い…

早子先生、よかったよ。

今クールのテレビドラマ、結婚とか恋愛をテーマにした秀作が多かったですが、『早子先生、結婚するって本当ですか』が頭二つくらい抜けてすばらしい作品でした。大野くんと波瑠のすべてがとてもよかった『世界一難しい恋』(波瑠は朝ドラで才能開花したんで…

プリンスに頭を叩かれた

『プリンスとデヴィット・ボウイからはじまった音楽ストリーミングサービス』というTechCrunchの記事を読むまで、プリンスが音楽ストリーミングサービスに積極的であったことを知りませんでした。 彼の訃報が伝わった時、またひとつ貴重な宝が地上から消えた…

ダイエー碑文谷店、閉店!

ダイエーの碑文谷店がこどもの日に閉店すると聞いて、びっくりとショックで声を上げてしまいました。 「ダイエー碑文谷店」営業終了へ 旗艦店41年の歴史に幕 | 自由が丘経済新聞 http://jiyugaoka.keizai.biz/phone/headline.php?id=1414 ダイエー碑文谷店が…

あらためて、とんかつ丸五について語ろう

ぼくが最も愛する秋葉原の『とんかつ丸五』が今年の食べログアワード(JAPAN RESTAURANT AWARD)のとんかつ部門で見事第3位を受賞していました。栄光の記念盾(上の写真)は、食べログから頼まれたので仕方なく…とでも言わんばかりの扱いでレジ横にワインや…

クルマとデジタルの相性

自律走行車が街をうろつく時代となり、自動車はもはや(人間が)ソフトで制御するメカですらなく、ソフトがタイヤ履いて走ってるようなものだな、とは13年ぶりに車を買い換えた自分の率直な感想です。 運転している最中も、自分がクルマを操っているというよ…

わかれ話

2003年の秋に出会い、12年と数か月を共に過ごした伴侶とお別れをしました。ここで言う伴侶とはクルマのことですが。 「スーパーカーブーム」世代ど真ん中ということもあり子供のころのぼくはクルマと言えばイタリアのスポーツカーもしくはポルシェという画一…

温泉で見た父と息子と家族のかたまり

昨日、年に何度かのペースで通っている地元の日帰り温泉へ行ったのですが、ちょっとした異変を感じました。これはまったくぼくの気のせいなのかもしれませんが、息子連れの父親が増えているように思えたのです。 小学生の子供を無理やり熱風呂へ入れて熱い熱…

お世話になった方からのメッセージ…、ではなく。

社会人1年目、4GLの勉強でもしてこいと上司に言われ半年ほどOJTでお世話になった南青山は骨董通り脇に小さなソフトハウスがありました。そこで私はグループウェアの基礎を学び、それまで三次元テトリス以外では深く付き合ったことのなかったパソコンを操り、…

故障したiPhoneをスマートに交換してみた件

年末寒くなり始めた頃からでしょうか、ぼくのiPhone 6sが突然落ちる(勝手シャットダウンする)という現象が起きていました。そここら再起動を試みると、バッテリー切れを意味する表示がされ電源につながないと起動できない状態になります。 おかしいなバッ…

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』へのネガティブコメントについて

興行収入もさることながら、世紀を超えてこれほどまでに注目され話題となっている映画シリーズが歴史上あっただろうか、というくらい『スター・ウォーズ』は偉大な存在だと思っています。個人的にも大好きな映画です。その最新作である『フォースの覚醒』は…