教育

想像力のスイッチとアンガーマネジメント

情報リテラシーのひとつとして、従来メディアやネット、SNS を通じて流れてくる情報をどう取り扱うか、が挙げられると思いますが、まさにこのポイントについて小学校の授業で教えているシーンをテレビのニュースで見かけました。社会的に興味の的となってい…

仮タイトルは「麻布って変だ」 〜 『「謎」の進学校 麻布の教え』

タイトルにつられて買ってみたのですが、なかなかおもしろい本でした。 うちの場合は、親としての私たちの考えと子供自身の気持ちを合わせて考えた結果、娘も息子も中学受験はしない(=地元の公立中学に通う)と決めていましたので、麻布については深く調べ…

受験期の親が心得るべき「合格三か条」について

12月後半ともなると仕事も家庭も世の中も今年の総括な方向へ動いていきますが、受験生とそのご家族はそんな人々の流れに逆らうように志望校合格という目標へ向かって最終ギアを入れ突き進んでおられるのではないかと思います。我が家の長女長男もそんな苦し…

『斉藤さん2』がすごい

半沢さんがあまりに痛快なので見落とされがちですが、今期の斉藤さんの活躍はすばらしいです。そう、日テレの『斉藤さん2』は、すごいんです。 初回シリーズの『斉藤さん』もファンだったのですが、第二シーズン目となる今回はさらにパワーアップ、、、とい…

携帯電話を学校へ持って行ってはいけない理由とは何なのか

携帯電話の学校への持ち込み禁止論が巷で話題になっていますが、私の住む埼玉県の教育委員会も校内持ち込み禁止を各校へ求めることになったらしい。 「携帯電話に依存して学習に影響が出ているケースや、ネットいじめのような問題もある」という説明が規制の…

「模範解答」と「絶対回答」

試験での解答の仕方には「決まりごと」があって、ちょっとでも違う表現を使うととたんにバッテンを食らってしまう驚きについて以前書きましたが、先日、娘が使っているとある定期試験対策問題集を見ていてあきれたことがあったので、この場で笑うことにしま…

部活動は、ほどほどに。

公立中学校が塾から講師を招いて特別講座を開いている、という件に関連してひとこと。 "成績をより伸ばすために" 学習塾で施しているような教育*1を安価に受けさせる場を公立中学校と塾が協力して設けようという試み自身は、悪くない。ここで申し上げたいの…

納得できない受験の常識、『文字式にはカッコをつけるな』

中学生の習う数学は「正負の数」で始まり、「文字と式」、「方程式」と続きます。その「文字と式」においてちょっと驚いたことがあったので記しておきます。 たとえば、以下のような問題が出されたとしましょう。 リンゴを 6 人に x 個ずつ分けたら 8 個余り…

パソコンも家電もなぜにこんなに難しい

中学一年生の娘が初めての*1定期試験に取り組んでいるのですが、「技術」という科目の試験範囲が「コンピュータを使う」。 ここで言う "コンピュータ" とは、言うまでもなく OS としての Windows と Windows 専用パソコンのこと。教科書にあるキーボードの写…

全国学力調査で試験対策やるなんて

『教育委員会が主導で「全国学力調査」の "試験対策" をしていたことが発覚』というニュース。 (http://www.asahi.com/national/update/0517/OSK200705160089.html) 学歴社会ニッポンで生きる大人のセコさが現れた事件ですね。私はもともとこの全国学力調査…

Google Apps 日本大学編

ちょっと前になりますが、日本大学が Google Apps (Google Apps Education Edition -- ちょと舌をかみそう) を導入したというニュース。 日本大学の発表 => http://www.nihon-u.ac.jp/news/2007/2007000001.htmlGoogleの発表 => http://www.google.co.jp/pre…

『東大のこと、教えます』について

歴代の総長の中ではかなりユニークな存在であると評判(?)の現役東大総長による、「日本もっとがんばれ」、「東大はすごいのである」についての本。 肩書きからくる固さを感じさせない人柄の著者とあって少々期待して読んでみたものの、頷けるページは思った…

卒業式の棒読みと歪む家庭環境

今日、娘の卒業式に出席してきました。昨晩までは、本番で泣いてしまうのではないかと思っていたのですが、そのようなことにはなりませんでした。 しかし、どうして卒業式というものはああも退屈なのでしょう。まず祝辞が多い。しかも用意した原稿を棒読みす…

『大学激動 - 「数と質」揺れる入試』と "大学人材Google"

今朝(8月15日)の日経1面にタイトルのような記事が載っていました*1。明日以降も続く特集のようです。以前、中学受験についてのエントリーで、いわゆる大学による青田刈りの一例として「私立大学付属高校が公立中学校と組んで中高一貫プログラムをやろうとし…

 中学受験とこどもの心

今朝の新聞で、今春の入試で定員割れとなった私大が昨年比10%以上も増えて全体の4割にも達しているというニュースを見ました。そう、4割!! 学生を集められないと商売としての大学は成立しないので、どの大学も必死になって学生集めに走っています。一方先日…