社会

想像力と思いやりを持ってマスクを

コロナに関する報道があまり見聞きされなくなり、注意を払いつつもコロナ前の日常がかなり戻ってきています。マスク着用者も「努力義務」という謎の言葉とともに日を追うごとに減っている今、あらためて、周りの環境に合わせた着用を勧めたい、と思っていま…

レンタルビデオ屋さんの転換

先日、数年ぶりにレンタルビデオ屋さんへ行って来て、その変貌ぶりに驚きました。海外ドラマにとどまらずテレビ番組でさえもオンライン(オンデマンド)で鑑賞することがほとんどになってからは、もうここ何年もレンタルビデオ屋さんへ行くことはありません…

『日曜の夜ぐらいは…』がピカイチだった

今クールのドラマで一番光ってたのは日曜の夜に放映されていた『日曜の夜ぐらいは…』ですね。人生に息苦しさを感じている人たちへの希望というか清涼剤というか、あるいは明日への元気が湧いてくる、そんなドラマでした。 www.asahi.co.jp アウトラインだけ…

ダイバーシティ、イクイティ、インクルージョンの企業活動について

「ひと」の多様性や公平性そして各々の特性を生かしながら生き生きと働ける環境を提供する「ダイバーシティ、イクイティ、インクルージョン(頭文字をとってDEIとかDE&Iとか呼ばれます)」の活動にどれだけ本気で取り組んでいるかでその企業の働きやすさや「…

「AIの時代」が始まったらしい

ぼくは技術的にもその応用アイデアにおいてもきわめて貧弱な知見しか持ち合わせていないので、AIがどうしたとか今後の世界がどうなるといったことについて人様へ語れる場に立てていないのですが、この人が満を持して「AIの時代が始まった」というメッセージ…

“ゾーン30”って何だ?!(その2)

以前、自宅近所の路上に「ゾーン30」という文字を見つけて、何だろこれと思い、調べた結果をブログに書き留めておいたのですが、先日別な場所で今度は「ゾーン30プラス」という何だかAppleのスマホみたいなネーミングの道路標識を見かけまして、早速調べてみ…

会食時のマスク着用について

先日、勤務先の「イヤー・エンド・パーティー」が3年ぶりに開催され、500名を超える参加者がひとつの空間(宴会場)に集まり、大いに盛り上がりました。広さが限定的な室内で飲食をともなうパーティーであったことから、飲食時以外はマスクを着用するいわゆ…

オクラホマミキサー

前クールの地上波ドラマの中で異彩を放っていたのは『初恋の悪魔』。タイトルがあまりにも凡庸で、かつ、ぼくの苦手な恋愛ものを想起させたのでほとんど期待しないで観はじめたのですが、最初の2、3週こそ話にまとまりがなくてドラマの軸や方向性がつかみづ…

防衛運転とは

クルマを運転中、直前を走っていたバスの後部(通常は広告が掲載されている箇所に)にあった「防衛運転実施中」という文字が目に留まりました。 防衛運転てなんだ? もしかすると教習所で習ったのかもしれませんが、あいにくぼくの記憶領域にはこのような単…

人工中絶の合憲性(合衆国での最高裁判断に寄せて)

「人工妊娠中絶は合憲」とするこれまでの判断を米連邦最高裁自らが覆したというニュースが世界中を駆け巡り、アメリカの「分断」がさらに悪い方へ前進してしまいました。キリスト教的思想も深く根を下ろした今回の「分断」は、「格差」と同じかそれ以上にア…

沖縄出身の『ふたりのウルトラマン』

6月18日の深夜にNHK総合で放映された*1『ふたりのウルトラマン』を観ました。ドキュメンタリータッチのドラマで、ところどころに関係者のインタビューをはさみながら、ウルトラQ~ウルトラマン~ウルトラセブンの時代を背景に沖縄出身の2人の脚本家、金城哲…

明日は和菓子の日!

お気に入りのセブンイレブン「豆大福」を買ってきましたら、パッケージのデザインがいつもとちょっとだけ違います。よく見ると右上のところに「六月十六日は和菓子の日」とあります。へえ、そうなんだ。 この手の話の由来は諸説あるのが通例ですが、「全国和…

「市場ナンバーワン」についてよく考えよう

最近テレビのニュース内で、「市場ナンバーワン」「顧客満足度ナンバーワン」などをうたう宣伝文句に関して注意を喚起する特集が組まれていました。物を買うときや何らかの契約をするときにはどうしても他者の評判や「実績」を頼りにしてしまいがちですが、…

学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由?

『学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由』という記事を見かけました。 toyokeizai.net 「本当の理由」とタイトルで謳いながら本文ではその点にあまり深く切り込んでいない印象を受けましたが、”急増する" 理由は二つあると思っていて、ひとつはこの…

政治の話になると口汚くなるのはなぜだろう

SNSでの話。普段は穏やかでユーモラスな発言をしている人が、書き込む話題が政治がらみになると突如豹変してえらく口汚い言葉を使って気に入らない政治家や政党を罵る、そんな場面をよく目にします。これ、なぜなんだろう? はい、日本は言論の自由が保証さ…

次世代のクルマはEV一択

トヨタさんが「EVやってくぞ(ちゃんと準備してたんだぞ)」メッセージを発信したことにより、いよいよ次世代のクルマはEV一択の様相を呈してきました。 環境対策、おもに温室効果ガス削減の視点でEV~広義の「電気で走るクルマ」が現在のガソリン・ディーゼ…

想像力のスイッチとアンガーマネジメント

情報リテラシーのひとつとして、従来メディアやネット、SNS を通じて流れてくる情報をどう取り扱うか、が挙げられると思いますが、まさにこのポイントについて小学校の授業で教えているシーンをテレビのニュースで見かけました。社会的に興味の的となってい…

息子はiPhone 12を買うと言っている

最近iPhone 8のバッテリー交換をしてまだまだ使い続ける気満々の父と、発表されるや否や俺は買うぞとiPhone 12の予約に動き出さんとする息子。 我が家ではiPhone 12の評価をめぐってあれやこれやの活発な議論が起きていますが、ぼく個人としてはiPhone 8のホ…

チャット型不動産屋について

娘がひとり暮らしを始めるというので賃貸物件探しを長らくしていたのですが、ひょんなことから「チャット型不動産屋」という存在に出会い、ちょっと刺激的な経験だったのでメモ。 お恥ずかしながらこの「チャット型不動産屋」というものをこれまで知らなかっ…

消えゆくアナログメーター

最近のクルマのコクピットはデジタル化が急速に進んでいます。様々な情報を表示する多機能ディスプレイがタブレット的なものに置き換わったのを皮切りに、ドライバー正面の従来アナログメーターが並んでいたインパネも全画面が多機能ディスプレイ化し物理的…

コロナ後あるいは共生時の働き方改革

もうかれこれ2か月半以上 "Work From Home" を続けていますが、「仕事はオフィスでするもの」がこれまでの常識(もともとそれが常識ではなかった方々が一定数いらっしゃることはさておき)だった多くの会社と会社員にとって、「コロナ後(実質的にはコロナと…

テクノロジーは生活を豊かにする

『台湾の「38歳」デジタル大臣から見た日本の弱点』という記事が示唆に満ちていたのでメモ。 news.livedoor.com ぼくのツイッターのプロフィールには、アカウント作成当初(2007年)からずっと「明日を興奮する力、変化と破壊を楽しむ心。テクノロジーが生活を…

ノーベル化学賞受賞に寄せて

私たちの生活に大変身近でいまや欠くことのできない存在であるリチウムイオン電池開発への貢献で吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞されましたが、受賞に関する報道や吉野氏のインタビューを聞くにつけ、理系っていいなあ、と思うわけです。(文系を蔑んでい…

正しさの暴走

Facebookのタイムラインでたまたま出会った、『正しさが暴走するこのインターネットは早急に滅ぶべきである』という投稿には、実社会やネットのそこかしこで起きている「正しさの暴走」について筆者の思いが綴られています。正しければ何をやってもいいのか…

「後ろ倒し」って何だ

NHKのニュースを見ていたらアナウンサーが「後ろ倒し」という表現を使っていたので、おやおや後ろ倒しって標準的な日本語としてアリになったのか?と不思議に思い、ちょっとメモ。 物事を予定より早めに完了させることを「前倒し」と言いますが、その対義語…

四月馬鹿

ここに来てぼくのまわりのIT業界では、マイクロソフトを筆頭に、「エイプリルフールってことで手の込んだウソをつく」のはやめようやという動きが出ています。世の中全体を見渡しても、新元号発表が影響したのかしないのか、かつてほどの賑わいは見せていな…

どうしてこんなに揉めるんだろうというもらい事故の話

こんな夢を見ました。 それは小雨パラつく10月初旬の早朝のこと。ちょくちょくお邪魔していた近所のファストフードチェーン店で朝食をテイクアウト、店舗の駐車場に停めておいた車に乗り込みエンジンをかける。さてこれからベトナム旅行から成田に帰ってくる…

減速せずに角を曲がっていく自転車はどうにかならないか問題

自動車運転者目線からの話です。 車を運転していると、十字路やT字路で一時停止はおろかこちらに目線を送ることすらなく減速せずに上の図のように「びゅいーん」と左折をしていく自転車が恐ろしくてしかたありません。自転車にとって赤信号であったとしても…

ヘイトクライムについて

ヘイトXXXXという話題が尽きることなく時折ぼくらの耳に入ってきますが、米国における昨年(2016年)のヘイトクライム(憎悪犯罪)が2年連続で増加しているとのFBIの発表をラジオで聞きました。大統領がいまの方に変わったことも無関係ではないかもしれませ…

前世紀のコンシューマライぜーション

Facebookが「Workplace」で仕事場にまで乗り込んで来ることが話題になっているようですが、ふと、インターネット夜明け前にコンシューマライゼーションを体験していたことを思い出しました。インターネットがまだみんなの手元になかった20世紀のコンシューマ…