近所でドローンが飛んでいると不気味なのはなぜだろう

先日、聞きなれない音(ちょっとした騒音)が自宅の外から聞こえたので三階のベランダに上がって周りを見渡してみたところ、ご近所様の家の上空でドローンがホバリングしたり(そのお宅の)敷地内で移動していたりしていました。何を目的とした飛行だったのかは不明ですが、「ドローン操作中」というベストを着た住宅関連の方と思しき人がコントローラーを操作していたので、きっとご近所様の邸宅に関連する何らかの調査をしていたのだと予想しています。

 

ドローンの飛行規制についてはぼくはまったくの素人ですが、人口密集地域にあたる我が家の近辺で飛ばしていたとなると当局に何らか許可を得ていたのだとは思います/思いたいです(先に書いた「ベスト」がいちおうプロっぽさを醸し出していたので)。でも、自宅周辺でブンブンされると何だか不気味です。

近い将来、より多くのドローンが当たり前のようにその辺を飛び回っている時代が来るのかもしれませんが、ちょっと想像してみるととても不快感を覚えるな、と思いました。それとも、そのうち慣れてしまうのでしょうか。自家用車が何台自宅前を通り過ぎようと不快感を覚えるということはありませんが、ドローンと車とで感じ方が違うのはなぜなのでしょうか。

 

それは「滞在(滞留)時間の違い」と「何をしているのかわからない」ことにもその一因があるように思います。ドローンは一定時間、比較的狭い範囲にとどまって「作業」をします。しかも多くの場合その「作業」が何をしているのかは外部からはほぼ確認できません。ぼくたちが確認できるのは、「ドローンが飛行している」ということだけです。これが、「何か監視されているのではないか」「何か良からぬことをこっそりやっているのではないか」という猜疑心を引き起こすのではないでしょうか。見知らぬ人が自宅近所で何十分もじっと立っていたりウロウロしていたら不気味ですよね。これと似た話です。

 

不気味感の原因となるものはこれ以外にもあると思います。
新しいテクノロジーとの付き合い方は、なかなかに難しいものですね。