防衛運転とは

クルマを運転中、直前を走っていたバスの後部(通常は広告が掲載されている箇所に)にあった「防衛運転実施中」という文字が目に留まりました。

 

防衛運転てなんだ?

 

もしかすると教習所で習ったのかもしれませんが、あいにくぼくの記憶領域にはこのような単語はなく、ネットで調べてみると「事故を起こさないための運転方法」、ということらしいです。それだったら「事故防衛運転」のほうがわかりやすいし、もっとストレートに「事項防止運転」と呼べばいいのに、どうしてわざわざ「防衛」なんていうイカツイ言葉を使っているのか謎ですが、言わんとすること、その意味するところにはすべてのトライバーは共感し、実行しなければいけないものではあります。

 

たとえば鹿児島県警のサイトでは、防衛運転とは以下を実行することである、と説明しています。

  1. 横断歩道に歩行者はかならず停止 歩行者の保護はドライバーの義務!
  2. 子供、高齢者、身体の不自由な人には、思いやりの気持ちで保護する!
  3. 原則、上向きライト走行と早めのライト点灯!
  4. 発進、後退の際は、周囲の安全を確認する!
  5. 十分な車間距離を確保して、前方の視界を広げる!
  6. 常に、心と時間に余裕をもって、安全運転を意識して運転する!

 

「原則ハイビーム」は賛否分かれそうですが、それ以外はごくまっとうで、ドライバーの心得としては基本中の基本かと思います。

 

たまたま先日、横断歩道を渡ろうとしていた人に気づかずそのまま素通りしてしまったことがありました。このときは、歩行者との距離は十分あったしこちらも制限速度で走っていたので危うい状況にはなりませんでしたが、傍で張っていた白バイにしっかり青切符を切られてしまい、それ以来、今まで以上に路上の「◇」マーク(横断歩道があるよマーク)には強く気を配るようになり、横断歩道の端に歩行者が立ち止まっていないか(あるいは横断中ではないか)をより注視するようになりました。とくに、渋滞している対向車線において、詰まっているクルマの間から生えている横断歩道は注意が必要ですね。車の死角を歩行者が渡ってきているかもしれません。

 

ということで、クルマの運転は安全第一(「*かもしれない運転」)で行きましょう、というお話でした。