ハイブリッドなワークスタイルとPCデバイスの進化と

COVID-19の感染拡大が引き金となってぼくたちはリモートワークというワークスタイルを広く受け入れざるを得なくなりました。IT企業に身を置くぼくは、前職のマイクロソフトでも、そして今月からお世話になっているヴイエムウェアでも、リモートワークのための環境整備はもともと十分に整っていて、ストレスのない勤務生活を送れています。この、社員がほとんどオフィスに出向かなくなっていた時期に、偶然にもマイクロソフトとヴイエムウェアはいずれもオフィスのリニューアルを実施しています。(後者はオフィス移転ですが)

 

COVID-19対策はまだまだ予断を許しませんが、リモート勤務100%から徐々にオフィス勤務の割合が増えいわゆるハイブリッドワークスタイルへ移行していくことを考えると、オフィスに求められる快適性は重要です。その点については、上記両社とも、対応は万全ではないかと思っています。

 

ちなみに手前味噌ですが、ヴイエムウェアの新オフィスはいろいろな賞を受賞しております。

blogs.vmware.com

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で、机とか椅子とかミーティングスペースとか個室、あるいはリラクゼーションエリアやコミュニティースペースといった「オフィスファシリティー」とは別に、ぼくたちIT人間の仕事の入り口であるPCまわりの装備充実もまたオフィスに求められる重要な要素です。ここについては、なんだかんだ言って、「シリアルバス」の劇的進化に大きな恩恵を受けています。古くは前世紀、PC-AT互換機や日本製パソコンが備えていたシリアルバスは「RS-232C」と呼ばれ、モデムをつなげたりちょっとしたデータのやり取りに使うくらいのインターフェースでした。それがUSBへと進化を遂げ、まさにユニバーサルの「U」を体現するべく様々な用途に使えるようになり、最新のUSB-Cへとその進化が続いています。

 

USB-Cでは適切な電源があればPCへの充電(給電)が可能となります。しかもPCの充電をしながら同じケーブルを使ってモニターへ画像を出力できたりしちゃいます。これがすごく便利。ヴイエムウェアのオフィスではほぼすべての席に超大型湾曲ワイドモニターが設置されていますが、このモニターから生えているUSB-CケーブルをPCに挿すと、モニターへ画像を出力しつつ同時にPCの充電ができるので、会社にいるときはACアダプターを持ち歩く必要がほとんどない、という実にシンプルで快適な環境が提供されています。

 

ページ冒頭の写真は標準的なデスク周りの様子です。遠近法の関係でPCとのサイズ差が目立ちませんが横長のワイドスクリーンはとてつもなくでかくて広いです。このワイド画面が仕事の効率を爆上げすることは言うまでもありませんが、PCへはモニターから出ているケーブルを挿しているだけで机の上がすごくスッキリします。

 

個人的には、仕事をするならオフィスで派、なので(古い人間なんです…)、リモートを活用しつつ、オフィスを軸にした勤務形態がとれる日が早く来ないかなあ、と願っております。