I think ~ 我思う

とある本を読んでいてなるほどな、と思ったのが、日本人の書く(話す)英語で見かける「I think」という表現。これ、日本語における「~と思う」とはちょっとニュアンスが異なるようですね。

 

最近巷で聞かれる言葉で耳につくのが、文末に「~と思います」とくっつける用法。「~します」と言い切らずに「~したいと思います」という言い回し、よく聞きますよね。このレベルの「思う」はもちろん、自分の考えを述べるときに使う「思う」も含めて、これら日本語の「思う」には英語での「I think」よりも浅い意味を持つことが多いようです。先の本によれば、英語で think を使うときはそれなりの熟考や「言い切る確信」があった場合であって、上述した日本語の「思う」レベルの場合は「It seems to me that ~」のほうがニュアンスが近いようです。

 

そう考えると、自分も「I think」を安易に使いすぎていたかもしれません。もっとも、カジュアルな会話の中ではある程度気楽に「I think」と言ってしまってもいいと思うんですが、メールなりそれなりに固めの文章を書くときは「think」の使い方についてよくよく考えたほうがいいかな、なんて思いました。

 

なーんて文章書きながら、今回のブログでぼくは「思う」「思います」を3回使ってます。どれが「I think」でどれが「It seems to me that」なのか、振り返って考えてみます。