2006-01-01から1年間の記事一覧

パソコン嫌いによるパソコンへの期待〜アラン・ケイのインタビュー記事に寄せて

ITproにて8月16日から3日連続でアラン・ケイ氏のインタビュー記事が掲載されました。氏は様々なところで講演しているしメディアにもよく出てくるので、このインタビューでなにか新しいアイデアを披露しているというわけではありませんが、彼の言動に興味ある…

『大学激動 - 「数と質」揺れる入試』と "大学人材Google"

今朝(8月15日)の日経1面にタイトルのような記事が載っていました*1。明日以降も続く特集のようです。以前、中学受験についてのエントリーで、いわゆる大学による青田刈りの一例として「私立大学付属高校が公立中学校と組んで中高一貫プログラムをやろうとし…

ロータス株式会社五反田本社跡

IBMの知人経由で入手した写真です。小さくてほとんどわからないと思いますが、屋上看板部分にとある会社さんのロゴが入っています。つい1ヶ月くらい前に訪れたときはまだ真っ白だったのですが、こうやって他社さんのロゴが入ると相当な違和感をおぼえますね…

デザイン変えました

やっぱブログのデザインはさっぱりしてないとね、ということで、デザインを変えてしまいました。はてなではもっとも標準的なテンプレートですが、無駄なくすっきりしているのでこれにしました。

Ed Brill。そしてSAPとノーツの接続

何日かに一度はノーツ関連のネタでエントリーを書いている身としては、古くからLotus DevelopmentでノーツのマーケティングをやってきたEd Brillのブログ*1はチェックしないわけにはいきません。彼は、私がロータス時代のごく初期に知り合いとなった外人のひ…

トラックボールを買いました

突如トラックボールを買いたくなって、昼休みに有楽町のビックカメラへ行きました。マウス売り場にはものすごい数(100や200といったオーダーの種類の製品が並んでいます)のマウスが陳列されているのですが、お目当てのトラックボールが見つからない。5分ほど…

テレビがなくなる日

今朝の日経本誌一面に『「ネットTV」07年度に発売、松下など5社統一規格で』との見出しが出ていました。日本の家電メーカーが"インターネット接続型テレビ"の規格を作って来年いっせいに「ネットテレビ」を発売しちゃいましょうという宣誓です。これを読…

SOAと文字のチカラ

私の大好きなドラマ「トリック」に登場する山田里見(野際陽子さん)の名セリフに「これぞ文字のチカラ」というものがあります。IT業界にいると、文字のチカラが間違って使われている場面に数多く遭遇し、疲れます。最近疲労と感動を経験した例が「SOA」(SOA;…

ノーツの効能(3) - 共有データベースとして

1995年にLotus Development Corporationはグループウェアやそれをとりまく環境についての見解をひとつの文書にしました。古くからノーツに携わっている方にはおなじみの「3つのC」*1について語ったものですね。転職のときに机を整理しいて、「基本導入パック…

 中学受験とこどもの心

今朝の新聞で、今春の入試で定員割れとなった私大が昨年比10%以上も増えて全体の4割にも達しているというニュースを見ました。そう、4割!! 学生を集められないと商売としての大学は成立しないので、どの大学も必死になって学生集めに走っています。一方先日…

極私的『ウェブ進化論』論

まずこのタイトルを見て、「う出たよ」「ミーハーだぜ」「なにをいまさら、わかっとるわい」「グーグルに言及すれば売れる、みたいな本」「若者に媚びたやつ」等々、素直にこの本に感動できない方は以下お読みいただかなくて結構です。さて私のブログ第一回…

ノーツの効能(2) - 次のステージへ〜フォーラム@ニフティお役御免

ニフティのサービス「フォーラム@nifty」が2007年3月をもって終了するとのことです。(関連記事)今でも、はじめてパソコン通信に触れたときの感動は忘れられません。それだけに、ニフティのフォーラムの活動停止には、ひとつの時代の区切りを感じます。もっと…

Resiliencyとは

IT業界で "Resiliency" という言葉を耳にすることがあります。「回復力」などと訳されることが多いのですが、この週末、家のホウセンカの鉢を見てこの言葉を思い出しました。小学3年生になる息子が学校から持ち帰ってきて世話をしているホウセンカがいます。…

ノーツの効能(1.05)

失われた数年間を取り戻すべく、そして自己啓発の意味もこめてこっそりと始めたmyブログですが、何日もしないうちにノーツな世界の重鎮(?)、岩間さんに見つかってしまいました。(笑)さて効能その2。いや、効能をじっくり語っている場合ではない、「もうなん…

「SaaS」の読み方

Software as as Service、略してSaaS。言葉自体はつい最近生まれたってわけではないですが、最近注目を集めています。注目 --身近なものとして、使える"かも"しれないものとしてマーケットが認知し始めた-- ですね。ソフトウェアをサービスとして提供する、…

ノーツの効能(1)

いまの会社ではロータス ノーツ(*1)が社内システムとして採用されていません。私は1995年8月から2001年9月までロータス株式会社(米Lotus Developmentの日本法人)(*2)で同製品のマーケティングに長年携わっていたこともあり、こいつのない生活は11年ぶり。思…

けっしん

斎藤広一です。4年と9ヶ月の長き(!)にわたり勤めてきたIBMを退職し、何度目かの人生の区切りだなあと思うかたわら、なんの前触れもなく手に取った梅田望夫さんの「ウェブ進化論」に感化され、このようなことを始めることにしました。「ウェブ進化論」につい…