けっしん

斎藤広一です。

4年と9ヶ月の長き(!)にわたり勤めてきたIBMを退職し、何度目かの人生の区切りだなあと思うかたわら、なんの前触れもなく手に取った梅田望夫さんの「ウェブ進化論」に感化され、このようなことを始めることにしました。

ウェブ進化論」については、本の内容そのものを評することができるほどの人間ではないので、今回この本を読んで何が起きたかについてだけ簡単に記すことにします。

IBMにいた数年間は、大企業に対応できるかどうかひたすら戦い続けてきたような気がします。同書において、日本企業との対比の中でIBMは職場としてはまともな企業だとされていますが、私はむしろ梅田さんが批判している大企業の側面を十分備えた会社だと感じていました。ま、IBMのことは別にいいんですが(笑)、要は会社が私にはあまりにも大きすぎてこの数年間世の中と接触することがうまくできずにいたのです。そんなときにこの本に偶然出会い(かなり売れているようですので、必然だったのかもしれませんが)、私は失われた数年間を取り戻すと同時に、限られた残りの人生でどうしていこうか、なんて焦りみたいなものを感じるような、そんなことができるようになったのです。

今度の会社は4社目ですが、なんだかんだで一貫してIT業界に身をおいてこれたという幸運を神に(いえ、別に神じゃなくてもいいんですけど)感謝するとともに、いままさにテクノロジーによって時代が大きく・ダイナミックに変革しようとしていることに大きな興奮をおぼえているということを叫び、第一回の日記とします。

(注) 正直に言います。「ウェブ進化論」読むまではブログにはまったく・徹底的に、興味ありませんでした。脳が緩んでいた証拠です。