自分を活かす「三つの力」


卒業式における校長式辞の、ぼくなりのまとめをメモ。


自分を活かす「自信」と「柔軟性」と「行動力」。それは、

  1. 「(自分に)自信を持つ力」
  2. 「(その自信におごることなく)自分を変えることのできる力」
  3. 「(自ら他に働きかけるという意味においての)行動する力」


「自信」は持たされるものではなく、持つもの。乱暴に言えば、勝手に持ってしまっていい…、そこに信念があれば。自信を持つという強い意志と思い込みがまず大事。


自分を信じ辛抱強く物事に取り組む姿勢は大事なのですが、一方で、常に自分を客観的に見つめ、時には自分を変えることのできる柔軟性もまた必要。「辛抱強く」と「柔軟に」のバランスは非常に難しいのですが、ここは失敗を繰り返しながら自分なりの塩梅を見つけていくものなのかもしれません。


そして、何事もやってみること。じっと待っているのではなく、失敗を恐れず、わからないことがあってもわからないなりに、他に働きかけてみること。その行動の中から、頭で考えていてもわからなかったことや解決しなかったことへのヒントが生まれてくる、と考える。


これら「三つの力」をどう使っていくか


まず、『私たちにものごとの本質を語りかけ、同時に私たちの生き方に深く関わり合うことのできる「実学」を実践』すること。うわべだけの事柄に踊らされることなく、「本質は何か?」を常に考えて学び続ける姿勢が吉。


さらに、過去の慣例・慣習にとらわれず、『「未来の常識」を作り出そうとチャレンジ』すること。何でもかんでも天邪鬼に過去を否定する(=それ自体が目的になっている)のは愚かですが、本質は何かを考え抜いた結論として、その考え方やアイデアを世に問うという行動が結果として「非常識」に映ったとしてもそれを恐れない姿勢がさらに吉。


良い話だと思ったのでメモしておきました。


↓元ネタの学校長式辞↓

2014年度卒業式 学校長式辞 | 慶應義塾高等学校
http://www.hs.keio.ac.jp/news/news_detail.php?news_id=1427255224
慶應義塾高等学校 羽田功校長 (2015年3月25日))