カゴメと伊藤園は500gでガチ勝負


ぼくはペットボトル入りの野菜ジュースをほぼ毎日飲んでいるのですが、お気に入りはカゴメの『野菜一日これ一本』。


野菜ジュースをめぐっては、カゴメ伊藤園がここ数年その「濃さ」を競い合っていることを以前ブログでご紹介(ついに500gの世界へ突入! 〜 『野菜一日これ一本』(カゴメ))しましたが、一本あたりの野菜使用量がこれまで一番多かったのはカゴメでした。ところが先月、カゴメの最大野菜使用量に伊藤園が約半年遅れで追いつき、両社ともが「一本あたり500gの野菜」のジュースを店頭に並べることになりました。


伊藤園の『濃い一日分の野菜』500gバージョンは、まず手に取ったときに感じる容器のスリムさが特徴です。まるでコカ・コーラのボトルのように中ほどがほっそりしていて手になじみます。


お味はというと、さすが後発だけあって研究してるなあといった印象。カゴメの「500g」を最初に飲んだ時のような微妙な違和感(どろっとしていて繊維っぽいというか粉っぽい舌触り)が抑えられており、すっきりした味わいに仕上がっています。どちらも「濃さ」を売りにしているので多少繊維っぽく感じるのは織り込みずみどころかむしろ繊維が多く含まれることをアピールポイントにしたいくらいでしょうが、それにしてもカゴメのほうはちょっとざらつき感が鼻につき(舌につき?)、繊維もの好きのぼくでさえも若干のマイナスポイントでした。濃さだけで言えば、同じカゴメの125gのパッケージの方が使用量350g/パックなので野菜の濃さは計算上は上なのですが、こちらの小さいパックの方が飲みやすく感じるくらい、カゴメの500gは独特の味でした。


それでもなお、好みで言えばぼくはカゴメ伊藤園もすっきりしておいしいのですが、いかんせん味のタイプが異なるため好き嫌いは分かれるところでしょうね。味を色に例えれば、カゴメはオレンジ系、伊藤園は緑系かな。意外にも、トマトの風味はカゴメの方が弱いです。