クリーミー系カレーのつけ麺、『しゅういち』(西麻布)


東京ミッドタウンでの仕事を終え六本木通りを渋谷方面へ歩いていると、「カレーつけ麺専門店」の文字が視界の片隅に留まりました。大好きなカレーとつけ麺の組み合わせとなれば黙っているわけにはいきません。一旦通り過ぎてしまったのですが、ぐぐぐと後ろ足で店の前まで戻り一人でも入れそうな店内であることを確認し、店内へ。


おつまみのメニューもありましたが、麺類はすべてカレー味で「カレーらぁ麺」、「カレーつけ麺」、「カレー油そば」の三種。あれれ?つけ麺専門じゃないのかな?ま、いいや。迷わずカレーつけ麺を注文。


待つこと数分、最初に出てきたのは小さな鉄鍋でグラグラと煮立ったつけ汁(カレー)でした。湯気が大量に出ているので写真に納めるのも大変です(笑)


トッピング(チャーシュー、半熟ゆで卵、青菜、のり)は別皿で出てきます。


さて、以下の写真が麺。店内には「浅草 開化楼」の文字があり、開化楼製の麺であることがアピールされています。ぼくの好みである極太でコシが強いタイプではなく、平打ち系の麺です。個人的には、つけ麺の麺は思いっきり主張してる方が好きで、つけ汁は麺の引き立て役であるくらいに考えています。この店の麺もとてもおいしいのですが、平打ち系麺ということでちょっとインパクトに欠けるなと感じてしまいました。好みの問題なんですけどね。


つけ汁の方は、なかなか気に入りました。はじめは印象の薄い味だなあと感じていたのですが、食べ進めるうちにそこそこ厚みのある味だということが見えてきました。色は黄色く、クリーミーで脂っぽさを感じない口当たりのいいカレー味ですが、奥の方にしっかりと辛さが根を張っており、工夫と手間をかけていることをうかがわせます。そうですね、つけ麺ではありませんが、『古奈屋』のカレーうどんの汁みたいな風味と書けばわかるでしょうか。(注:ちなみにカレーうどんといえば、名古屋『錦』が世界一だとぼくは思っています。錦のカレーもクリーミー系)



湯気の晴れたカレーつけ汁。なかなか美味。


帰り際にいただいてきた店の名刺には、営業時間が20:00〜6:00と書いてありました。なるほど、この店は西麻布の夜の友なのですね(笑)

カレーつけ麺専門店 しゅういち
東京都港区西麻布2-25-22 NISHIAZABU2522ビル1F
03-3400-6161