ゴマスリの本場は日本ではない


外資系のIT企業でまじめに働いているとたいていはぶち当たる「どうしてガイジンって、こうなの?」という疑問の代表格、「部下やお客様よりも上(上司、上長)を向いて仕事をする」 --- これについてのシンプルな考察が、今日発売の週刊モーニングにある『エンゼルバンク (ドラゴン桜外伝)』にあったのでご紹介。


日本の会社と違って外国の会社は「実力主義」だとよく言われるが、実はそれは的確な表現ではなくて、より実態に近いのは「結果主義」 (その人に実力/ポテンシャルがあるかどうかは関係なく、その評価は各人のパフォーマンス=結果に直結している、ということ) だ、云々の話が前半続き、そしてクライマックスは後半。


クレイジー・キャッツのヒット曲で ♪ゴマぁ〜を〜すりぃ〜まぁ〜あしょお♪ と陽気に歌い上げる『ゴマスリ行進曲』というものがありますが、実は、ゴマスリの本場はアメリカだったという説明が展開されるのです。たとえば、営業系の部門では売り上げ目標 (ノルマ) というわかりやすい達成指標で評価されるのでまだいいのですが、一方で結果を測りづらい部門 (たとえば管理部門とか、ある種のマーケティングとか) では上司の評価 (好き嫌いも含む) が結果とイコールになるのが外国の会社なのだ、と。


まあ、日本以外の会社を「外国の会社」といっしょくたにしてよいのか、という意見もあると思いますが、私の知っているアメリ東海岸エスタブリッシュ系な会社はバッチリはまりますねぇ。(西海岸の会社はよく知らないんですけど、想像では、そんなことはありそうもないですが)


エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニング KC)

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニング KC)