クルマのシートメモリーは必要?

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我が家のクルマはぼくと奥さんという体格の異なる2人が日常的に運転するので、シートの前後位置や角度、高さなどを記憶してくれるシートメモリーは重宝する機能です。特にぼくはシート位置に神経質で、常にベストポジションでないと落ち着いて運転できない性分であり、シートメモリーは必須機能です。上の写真はうちのクルマのシートメモリーですが2つのポジションを記憶できるようになっています。運転者は2人なので2つ記憶できれば充分です。

 

でも友人の中には、あれば便利だけど必須ではない、と言う人もいます。むしろその日の体調や気分に合わせてシートポジションは一定ではない、とのこと。感覚は人それぞれですね。

 

そんなシートメモリーですが、先日クルマを定期点検へ出した時に事件が起きました。点検から戻ってきたクルマがぼくのシートポジションを「忘れて」しまっていたのです。ぼくが記憶させておいたボタンを押してもシートがぼくのポジションを「復元」してくれません。

 

ディーラーのメンテナンスサービスに話を聞いたところ、車載コンピュータ・ソフトウエアのアップデートにともなってメモリーが消去されてしまった、とこのこと。今回、アイドリングストップの挙動が不安定だった問題を改善するためにソフトウエアのアップデートをディーラーへ作業依頼していたのですが、シートメモリーの情報がクリアされてしまうとは予想していませんでした。これが作業員のミスではなくクルマ側の仕様なのだとすれば、なんちゅータコ仕様だっ!

 

熟成を重ねて固定化したシート位置はもう戻ってきませんので、あらためて理想のポジションを作っていくことになります。それとも、理想のポジションを固定するなんて、そんな神経質になるな、という神様のお告げなのかな?

 

そもそも、固定できているつもりでもクルマのシートポジションメモリーなんて結構いい加減(常に正確な位置が再現されるわけではない)かもしれないしね。