クルマの装備における絶滅危惧種の件

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ベストカーWebで『【ボンネットマスコット、ドアバイザー、背面タイヤ…】絶滅危惧装備の現状と行方』という記事があり、個人的に思うところがあったので簡単にメモ。

 

 

 記事の中で指摘を受けている「絶滅危惧装備」の中で、一番不可解な存在として以前から気になっていたのはドアバイザーですね。国産車については異常なまでの装着率で、フロアマットのように「付けてあたりまえ」な存在となっていました。ドアバイザーの効能については記事にもいくつか説明がありますが、エアコン装備が常識となった現代では、肩身がどんどん狭くなっている喫煙者の換気用途以外にはもはや装着する理由はないと思うんですが、いまだに国産自家用車での装着率は肌感覚では80%から90%以上はあるのではないでしょうか。ディーラーとバイザーメーカーが癒着しているのではないかと思うくらいの普及率です。絶滅危惧装備として紹介されてはいますが、本当に減ってきているんでしょうかね?(減っているようには見えませんが…)

  

それ以外で記事で取り上げられている装備について、個人的「必要ないじゃん」順でひとことずつコメントします。

  

イエローフォグランプ

そもそもフォグランプが必要になるケースが日常的にどれだけあるかというと、住んでいる地域にもよりますが、少なくとも首都圏ではほぼないですね。装着するにしても、昨今ではLED化が進んでいるし、ヘッドライトは「白」ですから、イエローは不要でしょう。

 

 スペアタイヤ

収納スペースや車重を占有してしまうスペアタイヤは、なくせるものならない方がいいですね。ぼくの愛車はランフラットタイヤ(側面が強化されていて、パンクしてもタイヤがつぶれず一定距離走行可能)ですのでスペアタイヤは搭載していません。SUVなどでスペアタイヤを後ろに背負っているクルマも最近は減りました。

 

 グレードのエンブレム

自分のクルマのグレードを他人にアピールしたい人以外には不要な装備ですね。とはいえ、グレード表記(「なんちゃらサルーン」とか)と車種表記(排気量などに関連付けられた英数字が多い)はどこに線引きがあるんだ、と言われると、グレーなところは否めません。車種表記についてはあってもいいと思うんですが、それも結局、グレードをアピールしたいDQNマインドと似たり寄ったりなのでしょうか。うーむ。

  

サンルーフ

サンルーフはあってもいいんじゃない? ぼくはサンルーフ付きのクルマを所有したことはありませんが、他人のサンルーフ付きクルマに乗せてもらったときは、オープンカーには遠く及びませんがそれなりに爽快感や解放感はありましたよ。車重に響くというデメリットはありますが、これは好き好きじゃないですかね。

 

 ボンネットマスコット

これはなくなってほしくないなあ。以前、ボンネットマスコットが乗ったクルマを所有していたことがありましたが、運転中の目印になってくれるので何とも言えない安心感がありました。たしかに、これを装備するクルマはどんどん減ってきていますが、前出の「グレードのエンブレム」のような顕示欲からではなく、実用的な装備としてぼくはとても好きです。

 

 逆に、ここ最近登場してきた新しい装備に触れてみますと、「流れるウインカー」、別名シーケンシャルウインカーはちょっと苦手です。どこぞのネオン街かパチンコ屋か、ってうビジュアル感であまりお上品には見えないんです。(あくまで個人の感想です)

 

 こちらからは以上です。