『世界はほしいモノにあふれてる』が大好きな件

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三浦春馬くんの後任進行役としては世界中見渡してもナンバーワンであろうと思われる完璧な人選が施されたNHKの紀行番組『世界はほしいモノにあるれてる』、とても好きな番組で毎回楽しみにしています。鈴木亮平くん、ベスト・オブ・ベストですよね。

 

この通称「せかほし」、他にも海外を題材とする様々なテレビ番組があるにもかかわらず、ぼくにとってはダントツにお気に入りの番組なのはどうしてだろう、と奥さんと話していたのですが(奥さんもこの番組が大好きです)、彼女の言った一言がうーん、なるほどー、と思ったのでここにメモ。

 

彼女曰く、他の番組は「世界旅行」、せかほしは「ホームステイ」なんだそうです。他の番組が海外を紹介するときのスタンスは、日本にないものは何か、日本で見聞きしない珍しいものは何か、という旅行的視点であるのに対して、せかほしの番組作りのコンセプトは、世界の土地土地の人や生活風景、価値観、文化、歴史、それらを背景として作り出される「モノ」をそれらすべての象徴として作成過程から歴史的背景や人々の生活を織り交ぜながら丁寧に紹介していく、という点がぼくらの琴線に触れているのかもしれません。日本との違い、珍しさ、などは評価基準ではなく、あくまで、世界(とそこで作られるモノ)のありのままを現地視点で伝えていく、そんな番組作りに感銘を受けているんだと思います。

 

これは、短期滞在の「旅行」ではなかなか深く体験することは難しく、それなりの期間そこに滞在する「ホームステイ」を通じてこそ感じることができることなのかもしれません。

 

せかほし、最高。