Kiznaのベータをさわってみた


純国産ツイッタークライアント「Kizna」のクローズドベータに参加することができたのでファーストインプレッションを。(今晩から触り始めたとこです)


左側がメインのタイムライン。右ペインに自分と他ユーザーのつながりがいろいろ表現される。左のメイン画面の「裏側」にもタグやTo Doなど複数のビューがある。


Kiznaは、(ぼくの理解では)自分と他のツイッターユーザーとのつながりを様々な方向から可視化する新感覚ツイッタークライアント。ベータは現在ウェブ版のみですが、iPhone版の公開がApp Store (Apple)の認可待ちとか。


たとえば、自分とAさんとがツイッター上で様々なやり取りをする場面を想像してください。従来のツイッタークライアントでは@メンションなのかDMなのかというふうに手段別に整理されていますが、KiznaではメンションもDMもひとまとめにして「ぼくとAさんのやり取り」というビューで確認することができます。これすごく便利、かつ、Kiznaのキャラを端的に表しています。


他にも、「あとで読む」的に使えるTo Do機能や、ツイートや人にタグを付けて整理できたり、他人とのやり取りの全データを保管していつでも探し出せるようにしてあったりと、単純にツイッターの使い勝手向上を狙っただけでなく、その上に乗っかる「人とのつながり」をどうサポートできるかという視点で設計されているようです。


ベータとしては動作に不安定なところはないし(セットアップ中に謎のエラーメッセージが出るけどw)、いろいろ細かいところで試行錯誤している感が伝わってきてとても好印象です。Kiznaのツイッターアカウントである @kizna_com 宛てにつぶやいたりハッシュタグ #kizna を付けたツイートをすると速攻で @hitoshi さん (株式会社Kiznaの代表&豚組のオーナー) からコメントが返ってきたりして、文字通り人の「絆」で作り上げている感じです。


Kiznaは、元来ゆるいつながりが特長のツイッターの上にあえて人のつながりを強めた世界を構築しているわけで、SNS的です。他アプリやサービスとの連携性をごちゃつかないように高めていけば、結構おもしろいプラットフォームになるんじゃないかと思います。打倒Facebook