Simplenoteがついに日本語化!


ウェブを通じて様々なデバイス間でデータが同期する軽量メモアプリ『Simplenote』が日本語化されました。これまでも日本語は問題なく使えていましたが、ユーザーインターフェイスが日本語になり*1さらに使いやすくなったというわけです。


とにかくメモをとる、テキストを編集する、という役割に徹した単機能追求型アプリとしてよくできており、ぼくにとっては最も起動回数が多いアプリのひとつです。Simplenoteがあれば、移動中のスマホでも自宅のPCやタブレットでも、思いついた時にいつでもメモをとることができ、いつでも気付いた時に編集ができ、意識せずとも書いたメモを自動的にウェブに保存してくれ、しかも手元のローカルデータと即座に同期されるのでネットワークがあろうがなかろうがいつでも取り出すことができます。


では、晴れて日本語化されたってことで、ここでいくつかの特長をご紹介します。


■シンプルで無駄がない
メモに特化したアプリですので非常にあっさりした画面構成です。メモにタイトルはありませんタグさえも脇役と言わんばかりに画面下に申し訳なさそうに配置され、あとはすべて編集画面です。


■検索が速い
テキストの検索が軽快に仕事します。速い。検索結果では探している語が青くハイライトするので見つけやすいです。ぼくは、タグを駆使してデータ整理するよりもとにかく放り込んでおいてあとから検索機能を使って拾い出すという使い方を好むので、検索機能の出来不出来はとても重要です。


小技1)メモの共有、共同編集
書いたメモはすべて基本的に自分のものですが、指定したメモだけを共有(ユニークなURLを与えてウェブで公開)することができます。また、特定のメモを他人と共同編集する機能(編集権限はメールアドレスで指定)もあります。以下の画面ショットで「公開」とか「共同編集」とかのボタンが見えますね、これです。ま、でも、軽量メモアプリとしてはオマケかな。あ、そうそう、「送信」ボタンを使えば、メモをメールやメッセージ、あるいはFacebookとかツイッターへ送ることができます。


共同編集者の指定はこちら↓から。


小技2)編集履歴を遡る
メモの過去のバージョンを遡って確認し、何世代か前のバージョンに戻して編集を続けることができます。意識せずとも自動保管してくれるのがSimplenoteのいいところですが、勝手に保存されてしまうためこのような時計の針を戻す機能は便利かもしれません。以下、ひとつめの画面ショットは現在のバージョン、その次のショットは1分前のバージョンに戻したところです。

↑ここから1分前に戻した状態が↓


Evernoteなどと比べちゃだめですよ。あちらはメモに限らず何でも入れとけという「大人のおもちゃ箱」ですから目的が違います。


なおこのエントリーも 通勤電車の中でiPhoneのSimplenoteを使って書きました。

*1:ウェブ版Simplenoteはまだ日本語化されていないようです。