メモをとる(だけ)ならCatch Notes

移動中にメモを書き残したいという衝動に駆られることは意外に多く、サクサク動くメモアプリの存在はとても重要です。そんなメモアプリの候補として『Catch Notes』をご紹介。世にはEvernoteという偉大なる「何でも入れとけ」アプリがあるため、メモ専用アプリという存在はあまり重視されてないんだろうなと思いつつも、メモだけチャチャッととっておきたいという方にはCatch Notesの検討をおすすめします。

Catch Notes for iPhoneの画面

Catch Notesは、iPhone/iPad、Androidに対応した、軽快さが特長のメモアプリ。ウェブの「Catch.com」とデータ同期してくれるので、移動中はスマートフォンで、PCが使えるときはウェブからという使い方ができます。ちなみにPC版のクライアントアプリはないので、PCからはブラウザが使える状態じゃないとダメ。

ウェブ版の「Catch.com」。極めてシンプル

文書に「タイトル」という概念はありません。いきなり書き始める。タグによる分類ができますが、タグ用のフィールドがあるわけではなく、「#」に続く文字を本文のどこかに書いておくだけでCatch Notesがハッシュタグとして認識し、分類してくれます。ツイッターと同じですね。文字修飾やその他エディター機能はほとんどなく、ただただテキストを打ち込んでいきたいというニーズを満たすための割り切りアプリと言えるでしょう。

Catch Notesの特長は軽快さと書きましたが、モバイルでのテキスト検索がスーパー速い。一文字入れるたびに検索結果を返してくる*1その動きが速いこと速いこと。日本語使用も無問題。

あとちょっとした機能としては、書き込んだ内容をメールで飛ばすことができたり、ツイッターやFacebookへポストすることもできます。また、文書ごとに共有指定ができ、"share" とマークした文書にはパーマリンクが与えられ、ウェブから見ることができます。(ウェブから見られるのは "share" 指定した文書だけ)　これらの機能は現時点ではiPhoneからはできずPC(ウェブ)からのみ使えるようになっているのですが、きっとそのうち対応してくるんじゃないかと予想します。(わかんないけど)

文書を "share" するところ。メール、ツイッター、Facebookへ飛ばせる。パーマリンクもつく。(ウェブからのみ実行可能)

iPhone版では写真を添付できます*2が、Android版は写真に加えて音声なども放りこめるみたいです。まあでも、リッチなコンテンツを入れとくならEvernoteの方がいいんじゃないかな―、とも思います。あと、ウェブの本文をクリッピングできるChrome拡張もありますが、取り込めるのはテキストだけなのでEvernoteと同じような使い方にはなりませんね。

ということで、軽快メモアプリCatch Notesのご紹介でした。ちなみにぼくは、ブログの下書き用に重宝しております。