朝寝床から起きていつものように居間へ向かう。
ちょっと寒かったのでファンヒーターの前にかがんで暖をとりながら居間の窓から外を見上げる。
…と。何かがいつもと違う。
この違和感はなんだろう、と窓から見える景色を注意深く観察すると、道を挟んだ向かいの家の背後に見たこともない謎の巨大建造物が。なんじゃこりゃ!
一瞬、『宇宙戦争』の三本足のトライポッドか?『20世紀少年』の二本足巨大ロボット?はたまた『ロード・オブ・ザ・リング』のサウロンの塔??といったものを連想し、寝ぼけていたことも手伝って「世界の終りか!」と、ちょっとした恐怖を感じました。こういう冷や汗は久しぶりだったなあ。
塔の正体は、全体にカバー(実際はネットのようなもの)をかけられた送電塔でした。自宅のほぼ真上を送電線が走っている関係で、ぼくの家の近所には送電塔がいくつも立っています。なんの目的かはわかりませんが、昨日のうちにそれらの塔にネットがかけられていたようです。
普段何の気なしに眺めているような窓の外の風景も、実は結構ちゃんと見てるんですね。