iPhone版Kiznaベータ、いいデキです!

saitokoichi2011-01-07



人と人のつながり(絆)に注目したユニークなツイッタークライアント『Kizna』のiPhone版クローズドベータにご招待いただいたので、ちょっと触ってみた感想を書いてみます。先行していたウェブ版のクローズドベータ開始から約1カ月、待ちに待ったiPhone版でした。
(関連エントリー: 『Kiznaのベータをさわってみた』)



Kiznaのタイムライン


起動直後に表示されるメインのタイムラインは、シンプルで非常に見やすいデザイン。画面のリロードも "ひっぱってから放す" iPhoneではおなじみの操作法を踏襲してます。


"ひっぱってから放す"


標準的なiPhoneツイッタークライアントと違うのは、画面下メニューアイコンの右から2番目にある「タグ」。タグはKiznaに備わるユニークな機能のひとつで、ユーザーやツイートに印を付けておいてあとから簡単に検索ができる優れものです。


ユーザーやツイートにタグを付けて整理できる


ツイートの入力画面では、写真の挿入(保存先はTwitPic)、ハッシュタグやユーザーIDの入力、短縮URL、そして下書き保存もできるようになっており、必要なものはひと通りそろっています。


以下の画面は、タイムラインの画面左上の「MENU」ボタンを押すと出てくるKiznaのメインメニュー。基本機能が整然と並んでいます。



こちらは各種設定画面。Bit.lyやInstapaperのアカウントを結び付けることができます。(画面には映っていませんが、フォントサイズの指定や自動更新の設定などもできます)



さてこの画面はKiznaの真骨頂「History」。@メンションやDMを区別なく1本のストリームラインで見せてくれるものです。画面上では@メンションだけが映っていますが、DMのやりとりもこの同じラインに流れてきます。(DMは背景が薄ピンクに着色されます) Kiznaは、他ユーザーとの過去のやり取りをすべてクラウド側に保管しているため、ツイッター標準ではとっとと消えてなくなってしまうような過去の会話もすべて検索し見つけだすことができます。だから、History



Historyへはここにあるアイコンから入れます。そうそう、画面下中央のチェックマークのようなもの、これは「To Do」機能へのボタンでして、「あー、ちょっとこれ、あとで見たいな」とか「忘れないように、っと」というときにマークをしておける便利ものです。


すばらしいのは、これらiPhone版Kiznaの機能がウェブ版とすべて共通であり、データも完璧に同期していること。移動中はiPhoneで、ゆっくり座って作業できるときはウェブ版で、という具合に、どちらのクライアントで行った操作結果も即座に同期*1し、快適に使うことができます。


現バージョンのiPhone版Kiznaは初期段階のベータですが思った以上に軽快に動作し、いい感じのデキに仕上がっています。Kiznaホームページでの告知によれば、あともう少しだけ待てば誰でも参加できるオープンベータが始まるそうですので、クローズドベータに参加できなかった方はもうちょっとの辛抱ですね。


なお、iPhone版Kiznaクローズドベータの連絡やバグ報告などはサイボウズLive上に作られた専用グループで運営され、参加者間で情報が共有されています。なかなかイキです。

*1:現段階のKiznaにはプッシュ機能がないようなので厳密な意味での「同期」ではありませんが、データがクラウド側に保存されているのでどの環境からも同じデータを参照できます