Clubhouseについて

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「音声SNS」として話題急上昇のCloubhouseですが、情報発信力のある人とない人の関係という意味では他のSNSとあまり変わらないという印象です。雑に言えば著名人による公開雑談 -- ここでの「雑談」はネガティブな意味ばかりではありません。良い意味でゆるく雑談していることからの学びがあることもまた事実です -- が現時点では主流で、非著名人による知人同士のおしゃべりプラットフォームとしては既存のSNSやメッセージサービスに比べた優位点は自分はまだよくわかっていません。

 

20世紀はケータイメールによるおしゃべり、21世紀にはスマホによるSNSやLINEなどによるコミュニケーションで人々は「時間」を消費していますが、時間の消費の仕方としてはラジオに近いCloubhouseが、人々の持つ有限な「時間」の何%を占めることになるのか、今後の展開に興味があります。ぼく個人としては、メールによるおしゃべりもLINEによるチャットにもほとんど時間を使わない人なので、Cloubhouseで日常的に一定の時間を消費するというのは「限られた自分の時間を奪われてしまう」という恐怖を覚えてしまいます。(あくまで個人の感想です)

 

平日の日中、一般的な会社員であれば仕事をしているであろう時間帯にも多くの「Room」が開催されていることにちょっとした驚きを感じつつ、これもコロナ禍で在宅勤務している人が多いからこそのムーブメントなのかな、と思ったり。(ん-、でもやっぱり仕事中のはずだよなあ、みんな、、、)

 

先日、車で移動中にClubhouseを車内に流して聴いてみました。そのような「運転以外にやることがない」時間の有効な使い方としてはアリだと思うし、通勤時間の時間に情報収集する方法としても面白いかもしれませんが、Twitterが登場してきたときのようなコミュニケーションや情報流通の革命的出来事とまでは、今は捉えていない、というのが第一印象です。