シアトルへの出張ついでにマイクロソフトの米国本社に寄って来ました。初訪問です。
広大で緑豊かな土地に多数の低層の建物が点在するその名も「キャンパス」については事前に耳にしていたため、実際に訪れてみてもさほどの驚きはありませんでした。これは、はじめてニューヨークを訪れた時と同じ感覚です。あらかじめ情報や情景が頭にインプットされているといざ目の前に実物が現れても何というかどこかで見たことがあるな的な感覚になるようです。
とは言っても詳しく調べて行ったわけではなかったので実際に敷地内を散策してみると小さな発見が時々ありました。そんなプチ発見のひとつが「Lake Bill」。ご存知ビル・ゲイツの名を冠した "湖" が、地図上では "Microsoft Headquarters" とある Building 9 を通り抜けて林を少し歩いた先にありました。湖と呼ばれてはいるもののおそらく人工的に作られた池で、四方を Building 2、3、4 に囲まれた小さく緑奥深い空間に静かに存在しています。以下の写真がそのレイク・ビル。
名の由来は、ビル・ゲイツの最初のオフィスがこの池に面した Building 4 の2階にあったから、らしいのですが（上の写真で池の向こう側にあるのが Building 4 です）、従業員のランチ場として使われたり、仕事に疲れて癒されたい人が湖畔のベンチで休んだり、過去には調子に乗った社員が泳いだりしたこともあるそうです。
池にはカモやニシキゴイ（！）がおり、
近所ではリスが駆け回っていたりして、
緑豊かなマイクロソフトを、いや、シアトルを象徴するような場所でした。
