限定5食の牛鍋定食ランチに挑む 〜 『ホルモンまさる』(三田)


午前11時半の開店と同時にのれんをくぐりました。慶応仲通り商店街からちょっと横道に入ったところにあるお店です。店に入るなりこれは間違いなく夜もにぎわっているなと確信できる空気を五感で受け止めつつ、一番奥の席に通されて注文するのはお目当ての「牛鍋定食」。一日限定5食の、黒毛和牛の牛鍋定食です。お値段は税込980円。


ひとりひとりにカセットコンロがあてがわれ、そこに乗せられる鍋はこのサイズ。


盛りのボリュームはとても一人前ではないですね。2〜2.5人前はあると思われます。てっぺんの肉の下にはキャベツと長ねぎ、さらに鍋底にはたっぷりのうどんが待ち受けています。肉だけでなく炭水化物がガツンと攻め込んでくるのですねー。


いっしょに出される玉子は、鍋にぶっこんでもいいし、上品に具をディップしてもよし、ご飯にかけてまぜまぜする客も結構いるとか。(店員談) ぼくははじめての訪店ですのでおとなしく「つけて食べる」スタイルでいただくことにしました。そうそう、ご飯は麦が入っており、歯ごたえにアクセントをもたらしています。


というか、やはりこのボリュームは凶器。二郎通いを日課とする慶應義塾の学生さんなら何の造作もない量でしょうが、五十前のおじさんには結構来ます。食べても食べても肉がなくなりません。やや甘めの香ばしい割下でグツグツ煮込んだ肉や野菜を玉子にくぐらせていただくのですが、あっという間に玉子がなくなってしまいます。玉子のおかわりできたのかな? 店員さんに聞けばよかったな。


昼からがっつりと肉、しかも牛すき鍋で胃袋を満たしたい方へは絶好のメニューです。牛丼一回分をぐっと我慢して、吉野家ではなくホルモンまさるへ早めの時間に足を運んでみるのもいいかもしれません。でもこの店の本当のすごさはきっと夜にあるんだろうな、、、と思いはめぐります。

ホルモンまさる
東京都港区芝5-21-14
食べログへのリンクはこちら