『斉藤さん2』がすごい


半沢さんがあまりに痛快なので見落とされがちですが、今期の斉藤さんの活躍はすばらしいです。そう、日テレの『斉藤さん2』は、すごいんです。


初回シリーズの『斉藤さん』もファンだったのですが、第二シーズン目となる今回はさらにパワーアップ、、、といういうか、内容の濃さがさらに高まっており、毎度「そうだそうだ!」と手を叩いたり膝を打ったり、かなり前のめりに観ております。


親と子の向き合い方にこれほどまでに鋭く(いや、極めてまっとうにと言うべきか)切り込んでくるドラマは『女王の教室』以来じゃないかと思うのですが、子供と対話(≠会話)しない・できない親、表面的な付き合いを重視して本当の思いやりとか友情とかを軽視する親、何でも人のせいにする親、物事を勝ち負けでしか評価できない親、思い込みで行動し(子供も含め)他人の話を聞かない親、などなど、ダメ親を皮肉たっぷりにわかりやすく表現するものですから、「あ、いかん、これやっちゃってるかも」などと反省したり、うなずいたり、バンカーさんの10倍返しとはまた違う意味で充実な空間です。


斉藤さんは、その意見がまっとう過ぎてすばらしい一方、こういうタイプの人にありがちな最後まで正論を押し通すばかりではなくて、ときに自分の意見や行動によって他人が迷惑したとか思わぬ副作用が出ちゃったりしたときは素直に反省し、謝るんですよね。ここがまたすごい。


もうシーズンの半分を過ぎちゃった時期ではありますが、(子を持つ親御さんにはとくに)おすすめなので、時間がある方はぜひ観てみてください。