名前の由来なんてある意味どうでもよくて


東洋経済オンラインさんの釣りタイトルにまんまと引っかかって読んでしまいましたが、浅いですねえ、浅い。踏み込みが浅すぎです。「この差って何?」とおっしゃるわりには、姓の由来に言及しているだけ。たくさんあるサイトウさんの漢字の「違い」や「使い分け」について知りたい、というのが世間の関心事ではないでしょうか?

東洋経済オンライン
「斎藤」「斉藤」「齋藤」「齊籐」・・この差って何?
錦織圭が「ニシキオリケイ」ではない理由
http://toyokeizai.net/articles/-/65709


「サイトウ」問題については他人事ではありませんので、関連する事柄についてブログを書き残してきております。『「斎藤」「斉藤」「齋藤」「齊籐」・・この差って何?』という問題について、誠に勝手ながら東洋経済オンラインさんの記事を以下の過去ブログにて補完させていただきたく存じます。


ちなみに「斎藤」系統のサイトウにはざっくり4種の書き方がありますが、「斎藤」と「齋藤」は基本的に同じもの、「斉藤」と「齊藤」も同じものです。つまり2系統しかないので、「斎」と「斉」の違いだけ意識しておればよいということです。「斎」と「斉」が文字として違うものであるということは、それぞれがきちんと使い分けられていることから明らかですね。「書斎」は「書斉」とは書きませんし、「一斉に」は「一斎に」とは書きません。


過去ブログ:

「斎藤」以外の人には細かくてどうでもよい話かもしれない考察
『自分の名前、正しく書いていますか?』
http://d.hatena.ne.jp/saitokoichi/20101111/1289447533

サイトウさんはサトウさんとよく間違われます。真顔で間違われます。不思議で仕方ありません
『なぜ人は佐藤と斎藤を間違えるのだろう』
http://d.hatena.ne.jp/saitokoichi/20110606/1307353471

外人さん的には「SAITO」は馴染みがないので
『SALTOのバリエーション』
http://d.hatena.ne.jp/saitokoichi/20140116/1389880830