妄想か、瞑想か。ランニングの話


ランニングをしているとき、頭の中で何を考えているか? …知人との飲み会で出た話です。


「いろいろと妄想してますねー」と言ったのはこの話を切り出してきたMさん。くだらないことや仕事のことなどなど、Mさんは何らか考えながら走っているそうです。


一方ぼくはと言うと、基本的には何も考えていません。Mさんが妄想なら、ぼくは瞑想と言えるかもしれません。強いて言うなら、頭の中に時折浮かんでくるのは走り関すること。ペースを上げ過ぎじゃないかとか、バランスよく走れているかとか、前方の信号が変わる前になんとか走り抜けられるかとか。ぼくは公道を走っているためイヤホンで音楽を聴くといった危ないこともせず、ただただ走りに集中している状態ですね。


自分がどうして「瞑想ラン」タイプなのかを考えてみると、おそらく、走ることはぼくにとってストレス解放の場であり、ある種の現実逃避の場なんじゃないだろうか、と。走っている間は、ひとりであり、日常との連続性が絶たれていて、頭を空っぽにできる、そんな場所を求めて、ランニングしているのかもしれません。