15年前は何してました?


スターバックスが日本上陸15周年てことが伝わっていますが、ぼくの通う美容院も同じく創業満15年だそうで、先日店にお邪魔した時に担当の美容師から知らされました。そんな彼が次に口にしたのが、


「15年前、何してました?」


彼はぼくよりだいぶ若く、「私は高校一年生でしたね。まだ美容師なんて意識してませんでした」と。はて自分は何してたかと振り返ってみると、15年前ってことは1996年、なるほど、ロータス転職の翌年で、まだ若くて元気だったころだね、と思い出す。


過去のある時点、自分がどんな境遇で何をしていたか、どんなことを考えていたのかを思い出して語り合うってのは、なかなかいいものですね。年をとったせいも多分にあるともいますが、心の奥の書棚から古い本を取り出してくる感じで、ただ懐かしいというだけでなく、今の自分を冷静に見つめ直すいい機会になります。


こういう時に、ブログや日記という形で過去の記録と記憶が呼び出せるというのは喜ばしいことだと思います。曖昧な記憶はノスタルジーに浸るにはいいですが、文字として残されたものは写真のように正確に当時の自分を蘇らせるので、前述の「今の自分を見つめ直す」ためには最良のデータとなります。


ぼくがブログを始めたのはたかだか5年前ですが、こういう出来事があって、その時々の考えをストックしておくことは自分のために本当に肥やしになるなあ、と再確認した次第です。