ギネスビールで煮込んだアイリッシュポークカレーを食べた(大阪・中津)


大阪日帰り出張のランチということで、地下鉄御堂筋線中津駅から歩いて3分ほどのところにある『アイリッシュカレー』という店に行ってきました。


お店の外観や内装は、カレー屋というよりパブ。アイリッシュパブです。カウンターのみ、10席くらいの比較的小さなお店ですが、開放的な設計になっているので窮屈さはありません。


ここのカレーの特長は、ギネスビールで煮込んであること。お店によれば、こうすることによってギネス特有のコクとまろやかさが出るのだとか。料理にビールを使うという話は時々聞きますが、カレーに、しかもギネスという個性豊かなビールを使っているというのは、ちょっとめずらしいのではないでしょうか。


以下の写真がカレーのメニュ−。看板メニューはポークカレーと聞いていたので、一見さんのぼくは迷わずポーク(850円)を注文しました。ほかには、大きなエビフライの乗ったシュリンプカレー、白身魚のフライを添えたフィッシュカレーなどもあります。食べたいカレーを注文すると、その場でカウンター越しにお代を払うというシステムになっていますので、あわてることなくお金を出しましょう。


さて、これがお待ちかねのポークカレー。


ポークカレーのウリは、カレーの上にたっぷり乗ったポークなのですが、このポークもカレーと同様ギネスビールでじっくり煮込んであります。 ビール酵母が肉に浸み込むことによって、肉質をやわらかくしたり旨み味成分に変えていくそうです。


以下はポークのアップ写真。スプーンを持っていくと、いとも簡単にポークがくずれます。すごくやわらかい!(ちなみに上に乗っかってるニョロンとした物体は、フライドオニオンです)


お肉!トロリとうまい!!


カレーのお味はというと、口に入れた瞬間はちょっと甘いかなと思うのですが、そのあとじんわりと辛さが追いかけてくる感じで、まろやか&とてもおいしいです。この「甘い→でも実は辛い」というカレーは、同じ大阪発祥の『インデアンカレー』に通ずるものがありますね。(インデアンカレーは東京にも1店舗(丸の内)だけあるんですよね!) 他のニッポンのライスカレーとは違い、キャベツの酢漬けを添えてあるところもインデアンカレーと共通です。甘さのタイプがちょっと違うので単純比較は難しいのですが、辛さの出し方はインデアンカレーの方が一枚うわ手のような印象を受けました。


ギネスで煮込むというユニークさを持ったまろやかチョイ辛のカレー、アイリッシュなだけに次にお邪魔するときはフィッシュカレーにしようかしらん。