「あとで読む」をオフラインでもサクサクこなすInstapaperがさらに強力に


ネット情報を効率的にさばくため、「あとで読む」系のサービスを活用している方は多いと思いますが、ぼくのお気に入りはInstapaperRSSリーダーツイッターで見かけて気になったけど「今読んでる時間がない!」という記事をとりあえず放り込んでおく場所として重宝しています。


Instapaperが気に入っている理由は、テキスト変換されたローカルキャッシュの使い心地iPhone + ソフトバンクモバイルは残念ながら通信環境が貧弱なので、移動中のちょっとした合間で「今読みたい!」と思ったときにしっかりローカルに保管されてないと悲しい気持ちになります。だから、キャッシュ機能の出来はこの手のアプリ選定時の最重要検討事項。グラフィックスがうまくダウンロードされないときがありますが、Instapaperのテキストキャッシュは他のアプリ(例: ReadItLater)と比べても見やすく、キャッシングのスピードも速いようです。この手のアプリを使い始めたころはウェブページをそのままのイメージでキャッシュしていたのですが、コンテンツを読むことに集中するにはテキストモードの方がよいと思うようになり、今は100%テキストで読んでいます。


ということでそのInstapaperが最新の2.3へバージョンアップしてさらに強力になりました。未読コンテンツの操作性向上や、コンテンツをどのあたりまで読んだかを表示するようになったところなどはKindleを参考にしているとのことです。また、ウェブから記事をダウンロードするときのスピードや、キャッシュを読むときの処理も格段に速くなっているように思います。


ちょっと面白い機能なのでご紹介したいのが「ライト/ダーク」モード。デフォルトは背景が白い「ライト」モードですが、ユーザーが「ダーク」を選ぶと背景が黒くなり、白い文字が浮き上がってきます。モード切り替えの機能自体は以前からあったのですが、今回のバージョンアップで追加されたのが、モードを「自動的に」切り換えるオプション。具体的には、ユーザーの位置情報をiPhoneから取得*1して、あたりが暗くなるころに自動的にダークモードに切り替えてくれるのです。余計なお世話と言えなくもないですが、夜になってダークモードに切り替わると思わず「お」と声が出ます(笑)。もちろん、いつでもライトモードに戻すことはできますし、自動切り替えそのものをオフにすることもできます。このダークモード、暗い夜道*2では効果大です。一度お試しください。(好みかなw)


(左がライトモード、右がダークモードです。左の絵で赤く囲ったところでいつでもライト/ダークを切り替えられます)


Instapaperは機能が限定された無料版と、フル機能搭載の有料版(600円)があります。今回ご紹介した新機能は有料版のみでの提供となっています。

*1:位置情報はタイムゾーン確認のためだけに利用され、Instapaperのサイトに転送されることも、どこかに保管されることもないとのことです

*2:暗い夜道でiPhoneにかぶりつくのは危険ですので十分注意しましょう(笑)