iPhone 3GSの使い道


友人関係における異常とも思えるほどの所有率増加圧力に抗しきれず、7月4日の合衆国独立記念日、『iPhone 3GS』を購入してしまいました。これまでは、「電話と名乗っていること」、「ソフトバンクしばりなこと」が気に入らないという表向きの理由と、我が家の通信費が数千円/月増加するのが痛いという裏の理由があり、キュートさに惹かれつつも購入をヘジっていました。


はじめに。
購入後感です。さまざまな情報があふれ返っていることもあって、ユーザー・エクスペリエンスに関する感動や驚きは正直ほとんどありませんでした。がしかし、ぼくのネットライフの質は確実に向上しています。これは間違いない。余談ですが、この感動の薄さはニューヨークに初めて行った時と似た感覚。過去に見聞きしたものによってある程度正確なイメージが頭の中にできあがってしまっていると、実物を見ても「うぉ!」というものを感じにくくなってしまうようです。(前モデルの3Gをちゃんと触ったことないのでスピードが速くなったかどうかもわからないし)


そしていじる。
新しいガジェットを手に入れて最初に何が楽しいって、それは「環境づくり」。どんなアプリが良いとか、どんな使い方が最適かなんてことをウダウダ考えつつ、自分なりに着々と整備ちう。それが楽しいのだ。ゲームにはまったく興味なし。電話としても使わない。ぼくが想定するiPhoneの用途は、ネットライフの質の向上、、、と言うか、PCの前に座っていない時間の品質向上=有効活用なのであります。そのための環境づくり活動。


さらにつかってみて。
触り心地にとりたてて感動はなかったと書きましたが、機能面ではどうか。メール、カレンダー (Gmail) や閲覧中心のウェブ (Safari) が普通に使えることに加え、RSSリーダー (PC環境ではLivedoor ReaderiPhone では LDR touch ← これはよくできてる!) への対応、そしておそらくこいつのすごさに目覚めていなければiPhone購入に踏み切らなかったかもしれないと思うくらい自分にとって重要なTwitter (オフライン強力サポートの Fastweet やバランスがとれてる TwitterFon など) の利用、などなどの環境が想像以上に使い物になっています。そうそう、GPSとマップの連携は「ならでは」機能の代表格ですね。


指先の感覚が慣れないためストレスを感じてしまうことはまだ多いし、タイピングは物理的なボタンのソリッド感には歯が立たない (BlackBerry と比較などしてはいけない。まったく別次元だし、用途が違う) けれど、 2009年夏時点では大変良くできたライトなネット端末です。