ブランドサーベイを重ねるカルビー


カルビーから二度目のオンライン(Web)アンケートの依頼が電子メールで届きました。大部分はお菓子の嗜好に関しての設問だったのですが、一度目とまったく同じ以下のような質問がありました。

もしカルビーという会社がなくなって、今まであなたが購入していたカルビー商品が他のメーカーに引き継がれてメーカー名が変わって発売された場合、あなたはどうしますか?

  • 買わない
  • 買うのをためらう
  • 問題なく、今まで通り買う


消費者に対して単刀直入に「カルビー」というブランドにどれだけ価値や思い入れを持っているかを聞いているのですが、こういう例え(会社がなくなってしまう、などということを自ら口にするなんて…)で聞いてくるとは、なかなか根性が座った会社だなぁ、と思います。2度目ということは、マーケティング担当者がダマテンでやっちゃった、ということではなく、おそらく、会社としてなんらかオーソライズされているんだと想像します。


でもこの質問、一瞬戸惑います。質問の対象がトヨタ自動車にとってのレクサスではなく、社名=ブランドなカルビーであることがそんな違和感の源。カルビーの場合、レクサスのように「あれはトヨタが作っているのだ」という具合に「メーカー」と「ブランド」が分離した形で一般に認識されているわけではないので、彼らがこの問いを繰り返す背景には、今後サブブランドを立てていこうという画策が潜んでいるのかなあ、などと勝手に考えをめぐらせたりしてしまいます。もしそうでなければ、ほんっっとに単なるブランドロイヤルティーの定点観測ってことになりますが。