ものもらい・めばちこ・ばか・おでき


記憶にないくらい久しぶりに「ものもらい」になりました。右瞼が一昨日から腫れております。オフィス隣のビルにある読売診療所にて点眼薬と内服薬を処方してもらって、おとなしくしています。


ものもらいといえば、関西方面では「めばちこ」という俗称が与えられていることが知られていますが、そもそも「ものもらい」の語源て何なんだ?と調べてみたところ、諸説あるものの一貫しているのは "他人から何かを恵んでもらうと (ものもらいが) 治る" という言い伝えが背景にあるようです。ちょっと変わった名付け方ですね。疾病の俗称の命名法としては「〜したらその病気になる」の "〜"、つまり病気の原因になることをもって名付けたり、あるいは、病気の症状そのものを由来とする、というのが一般的なのではないか、という気がします。


一方の「めばちこ」。こちらは、はっきりいって正体不明。入り乱れる諸説に共通点を見つけるのが難しく、これといった本命はないようです。


上記の内容も含め、ものもらいの地域別俗称をまとめたロート製薬のサイトがありますのでご紹介します。ものもらいにどーしてここまで凝るかなあ、と言いたくなるほど、しっかりしたサイトです。(笑)

このサイトによると、宮城近辺では「ばか」、滋賀では「おでき」(ものもらいに相当する言葉はないのでしょう)、などといった呼び方があるそうです。なお、上記サイトにはありませんが、英語圏にお住まいの方々は "sty"(スタイ) とお呼びになるとのこと。お尻に "le" を付けたら "style" たぁ、しゃれてますが、「豚小屋」っていう意味もあります(むしろそちらが主)。また、sty をすべて大文字で STY と書いてしまうと、日本の音楽関係の方になってしまうのでご注意。


最後に、医学系サイトに「ものもらいの予防策」として掲載されている情報の中で、「目の周りをしっかりと化粧しない」というものがありましたので付け加えておきます。女性からすると、そんなこと言われても...といった思いがあるでしょうが、最近は (特に若い人) まつ毛を重たぁくするような化粧が多く見受けられますので、みなさん注意ですね。なお、私の場合は疲労で免疫力が弱っていたことが原因と思われます。