ノーツの効能(6) - ユビキタスなメモ帳


最近「Femo」というメモ帳ソフトウェアを使っています。用途は主にブログのネタ帳兼下書きパッド。ソフトウェアと言ってもパソコンにインストールして使うタイプではなく、ネット上で動作する「サービス」を Web ブラウザを通して利用するものです。カレンダーと連動しており、それ自身がブログ的な体裁*1を持っていると見ることもできますが、パーマリンクはとれるもののRSSフィードトラックバックの機能はないので厳密にはブログとして使うことはできません。2005年の年末にサービスを開始しており、使用料は無料。


なにせブラウザさえあればどこからでも利用できるので、ネタ帳&下書きにはもってこい。さらに、はてなをブログ宿としている私にとって「はてな記法」に対応しているのもありがたい。タグクラウドやテキスト検索も付いており、加えて、タグに「done」などの文字列を加えるとメモリストに表示されないよう設定ができ、コンテンツの検索性がよろしい。


「メモをとる」という行為に対して、非常に重宝していたのが実はノーツ(Lotus Notes)。手帳や紙のノートを持ち歩く習慣がなかった私にとって、あらゆるメモはノーツに入れていました。とにかく何でもかんでも放り込んでおく場所でした。ところが、前職を辞してノーツを失ってからは、メモはもっぱら Outlook の「ドラフト」に置くハメに。こりゃだめだ。すぐに耐えられなくなり、十数年ぶりにノートを持ち歩くようになりました。

メモ帳として見るとノーツはいささか大げさなソフトウェアですが、チーム間でも個人利用でもまったく区別なく同じように情報をため込み、一覧し、検索が柔軟にできる環境を提供する、真の、唯一無二のグループウェアであると考えています。


あ、「ユビキタス」はそろそろ死語か?!

*1:規定値ではログインしている本人しかコンテンツを見ることはできませんが、公開設定をすれば誰からも参照可能となります