会社はPC支給しないと


ガートナーのフェローの方が「これからは会社で使うPCは個人所有がいい」というようなことをおっしゃってまして、これにあわせて面白い記事も出てますのでリンクしておきます。この考え方では、会社資産面(金と管理)からだけではなくセキュリティ/コンプライアンスの面でもよいことである*1、とされています。

要は仕事で使うPCは個人所有のものを使い、管理も自分でやらせる。一方で資金面での補助とか使用上のサポートはあるレベルまでは提供するけれど、あくまで本人責任。PCを会社側でガッチリ管理(機能制限含)するのではなく、会社はポリシーを決めて社員はそれをきちんと守るという考え方。場当たり的に制限を強くするのはやめて、きちんとポリシー決めて社員も大人になりましょうということでしょうか。そういう理論も理解はできます。

んでも、これが主流になるっていうのは、少なくとも日本では想像できませんね。パソコン複雑すぎますから。さすがに最近はポストイットにパスワード書いてPCに貼っているひとは少ないと思いますが、会社のポリシーを自分のパソコン管理でどう対応すればいいのかって、結構スキル必要だと思います。ま、それ以前に、Winny騒ぎがいまだおさまらない日本ではこんなこと考える会社はほとんどいないのではないかしら。

企業のITインフラがもっと進歩して、サーバー側(っていいますかネットワーク側といいますか)でデータとかソフトウェアをバシッと運用するようになったら状況変わるかもしれませんね。もっともそうなったらWindowsクライアントいらないかも。

...って考えていたら、以下の記事を見つけました。結構楽しく、よくできている記事だと思います。

*1:正確には、個人所有PCを導入しセキュリティーコンプライアンスについての取り組みそのものを見直すべきであるという理屈だと理解しています