久しぶりの認定資格

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人間も50を過ぎると若いころのような勉強意欲が減退しがちですが、「一生勉強」を是とする私としては、死ぬまで学び続けられるような人間でありたいと思っています。仕事上は日々学ぶことが多いので「自然に学ぶこと」はいまでも日常的に実践してはいるものの、特定の領域について集中的に学ぶという機会は減ってきています。

 

きっかけは会社の号令ではありますが、一般の方々向けのとある認定資格をとるべしということになり、技術的には深くないものの自社製品について基礎レベルの知識を全社員でつけるぞというプレッシャーがかかりました。取得必須とされた資格は自社クラウド製品に関するものですが、ぼく自身は会社のすべての製品に関わる仕事をしているため、どうせなら全製品領域の資格を取ろうと決め、集中的に計3つの基礎的な資格を取得、つまり試験を受けて合格する、をしました。

 

繰り返しとなりますが今回取得した資格は基礎的な知識を求めるものなので、ちょっと勉強すればたいていは取れてしまうものばかりでしたが、第三者に「認定」をいただくのは難易度とは関係なくちょっとした喜びを感じることができます。

 

思い起こせば25年前、当時は内田洋行で技術職をしていたのですが、パソコン黎明期であり、マイクロソフトWindows(バージョンでいうと3.1)がぼちぼち使われ始めたころのことです。マイクロソフト初のサーバー製品であるWindows NTの技術を習得する必要があり、翻訳したてで誤訳満載の認定トレーニングテキストを頼りに、自分なりに(今回取得した3資格向けの何倍もの)力を入れて勉強をしました。結果、内田洋行におけるWindows NT認定資格者第一号となれたのですが、いつの時代でも、認定資格に合格するのは気持ちのいいことです。当時の認定証が発掘されましたので以下に添付しておきます。署名者はビル・ゲイツですね。

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認定資格というものを冷めた目で見てしまうとこれもひとつの「ビジネス」なわけですが、ひとに喜びと自信を持たせることのできるものなのであれば、充分意義と意味のある商売ごとであると感じる今日この頃です。