ルーペとパラッパーに救われた話


40歳を迎えたころから老眼始まったかなーと感じる場面は増えていたのですが、今日はついに、生まれてはじめて*1「ルーペ」を使うことになりました。直接の理由は、iPhone (3GS) のSIMカードスロットに刻印されている本体のシリアル番号を読み取るためでした。老眼鏡、買わなくちゃですね。


どうしてSIMスロットのシリアル番号なんて見ることになったのか、ですが、iOS 4.3.1へのアップグレードに失敗したことが事の発端でした。iOS 4.3.1のインストールをしている途中で「原因不明のエラー」が発生し、iPhnoneが起動できなくなってしまったのです。


最初に問い合わせたのは最寄りのソフトバンクショップ。電話口で「てな具合なんですけど、見てもらえますか?」と言ったところ、「はい。ではまず、お客様確認をさせていただきます。iPhoneのお電話番号をお知らせください」との返事。普通ならすんなり電話番号が出てきてもよさそうなものですが、ぼくはiPhoneを電話として使ったことがないので自分の電話番号がわからない(笑)。しかもiPhone自身が起動できなくなっているため電話番号を知るすべがありません。電話口の担当者としては電話番号がわからないとサポートしようがないらしく、アップルへ問い合せてくれと言われてしまいました。


次にアップルのサポートセンターへ電話したときも同様に本人確認のために電話番号を求められましたが、事情を説明すると、「では、SIMカードスロットにシリアル番号が刻印されているのでそちらを確認して下さい」とのアドバイス。お恥ずかしながらiPhoneのSIMスロットを引っ張り出すのははじめてのことだったのですが、最初はシリアル番号がどこに書かれているかわかりませんでした。スロットをよーく見ると、はい、ありましたありました、この(以下写真参照)細ぉーいところに英数字がツラツラ並んでおります。しかし、読み取れない!


赤く囲った部分にシリアル番号が。でも小さくて読めない!(ちなみにこの写真は画像処理で文字をぼかしてありますので、拡大しても読めませんw)


ということで、同居の義理母からルーペを借りてきたという流れ。


トラブルの方は、結局iTunesがインストールされているWindows 7では何度試してもうまくいかず、一時的に別なマシン (MacBook Air) のiTunesからiOSの復元を試みたところ、ひとまず工場出荷時の状態に戻すことはできました。そこから再度母艦のWindows 7につないでバックをアップデータをiPhoneへ戻し、、、やったことある方はわかると思いますがこのへんの作業も手間かかるんですよね、トラブル発生から約4時間近くを費やしてしまいました。


ちなみに上の写真、ACアダプターはSIMスロットの大きさを知っていただくために置いたものですが、パラッパーくんには意味があります。iPhoneのSIMスロットーを抜き出すには本体上部にある小さな穴に細い針金のようなものを突っ込むのですが、手元に適当なものがすぐ見当たりませんでした。何かいいものないかしらと机の上を探していたところ、パラッパ・ラッパーのトースターを買ったときにオマケで付いていたパラッパーのバッジが目に入ったのです。iPhoneのSIMは、パラッパーの背面にある安全ピンを使って引き出すことに成功したわけです。


でも結局、iOSアップグレードがエラーで止まってしまった原因はわからずじまいなんですよね。現状復帰後、いちおうWindows 7側のiTunesは再インストールしておきましたが、次のアップデートがちょっぴりこわいです。

*1:若かりし頃、高校や大学での授業中に使ったことはありますが、日常生活でははじめてでした