公式RTの活用法〜タイムラインの景色を変える


ツイッターに「公式RT」機能が実装されたのはたしか今年に入ってからのことだと思います。それまでは、他人の発言をコピーして "RT @アカウント名: " という文字列を使う「お作法」がRT=リツイートの実体でした。


公式RTが導入された当時は、元発言者のアイコンがタイムラインに流れ込むことに対する違和感がしばらく抜けなかったり、自分のコメントを追加できないことに不満もあったけれど、慣れが違和感や不満を徐々に薄めていきました。そんな中、「公式RTもいいな」と最近思ったことのひとつは、面識のない方からフォローいただいたときにその人をフォローするかどうかの重要な情報源になるな、ということ。


ぼくは、面識のない方を単純にフォロー返しすることはしていません。しかし、その方のタイムラインは必ず見ます。ざーっと数画面送ってみて面白そうだなと思った時はフォロー返しすることも少なくありませんが、この作業の中で公式RTが役に立つなと感じたのです。


「思いがけない発見や出会い」があるのはツイッターの特長です。この "思いがけない" のもとネタは、自分の知らない人、あるいは自分と志向が違う人などのつぶやきなので、できれば自分の知人とか同趣味の人ばかりフォローせずに様々な人をフォローしたほうがいいのですが、フォロー数を闇雲に増やしたくはないよなあ、と思ったりもします。だから、自分と違う志向を持つ人を見つけ出す手段として、「自分とまったく違うフォロー志向の人かどうか」をクイックに見つけられればいい、と考えました。それが公式RTによるリツイートを見れば一目瞭然なんですね。自分とフォロー志向の違う人のタイムラインにはぼくの知らないアイコンがRTされた元つぶやきとともに並んでいるはずです。この、アイコン+つぶやきという視認性が重要。「お作法」だった時代のRTでは、RTした人自身のアイコンしか表示されないのでタイムラインの風景として変化がなく、パッと見で自分のタイムラインとの違いを感じる要素がありませんでした。


ということで、公式RTが挟み込まれたタイムラインをざーっと見たときに、知らないアイコンが多く並び、そこに何かを感じればフォローする、というのが最近のぼくの「フォローの増やし方」となっています。