iPadの使い方

先週金曜に届いたiPadですが、もともとiPhoneを使っていたこともあって違和感なく操作してるつもりでいたのですが、実は自分は罠にはまってるんじゃないかと思ったことがひとつありました。


それは、ウェブブラウザであるSafariをいじっていて受けた印象が発端。以下はそのとき感じたことをつぶやいたものです。


http://twitter.com/saitokoichi/status/14942380229


ブラウザの「戻る」「進む」に続いて並んでいるボタンはどれもよく使うものですが、これらがすべて画面の一番左上のすみっこに配置されています。上記のつぶやきは、このボタンが(1)すごく小さいことと、(2)画面左上にあり操作性を下げていると感じたこと、が背景でした。


iPadのウェブブラウザ「Safari」画面左上のボタン


ところが、とある先輩から「いや、あれはあそこでいいんだよ」と説明をされて、なるほどと膝を打ったのです。


すなわち、iPadの「持ち方」と「使い方」について。


iPadは両手で持ち、あるいは両手で操作することを想定している、というのが先輩の意見でした。より正確には、「想定している」という作り手の押し付けではなく、あの形態のものを操作していくうちに人はみなiPadを両手で持ち、両手で操作しはじめるためそうしたのではないか、という見解です。


発表会でのジョブズのように、ソファーに座って操作するなどデバイスに対して不安定な姿勢をとると当然ながら両手でiPadを持つことになります。このとき、左手でiPadの左上を持ち、右下を右手で持つよう安定させると、Safariのボタンが左手の指で操作しやすい位置にあることに気付きます。机に置いて操作するときも、画面左側にあるものは左手で、右側にあるものは右手を使うと、よりスムーズな操作ができることにも気付きました。


iPhoneを使っていると画面のタッピングは基本的に片方の手でやるので*1、これには気付きませんでした。これが本当にAppleが狙っていたものなのか、はたまた使う側の単なる思い込みなのかはわかりませんが、ひとつの考え方としてなるほど、と思ったのでここに書き残すことにしました。

*1:実はアプリによっては両手で操作するのですが、そのことをハタと思い出し、今回のiPadの件も納得したわけです