「今年の十大ニュース」を発表する時期はもうとうに過ぎてしまった感がありますが、季節ネタとして新聞やテレビ、オンラインメディアなどがやっているのは当然のこととして、ブログなどで「十大ニュース」を発表する方々はどうやってネタまとめをしているんでしょうね?
考えられるパターンとしては、
- 年初からネタ仕込みをしている
- 年末になってからまじめに一年を振り返って作っている
- メディアや他人の十大ニュースを見ながらまとめている
あたりでしょうか。
さすがに 1. をやっているひとは少ないのかな。もしいたとすると、そのマメさを尊敬しちゃいます。(皮肉ではなく)
実態としては、3. が多くて、次いで 2. と 3. のミックスという方が一般的なのではないかと想像します。ただおそらく、それぞれの書き手ごとにもノウハウがあって、驚くような技を駆使してらっしゃる方もいるのでしょう。
私はというと、個人的にも十大ニュースをまとめたことがありません。まあ一番の理由は面倒だからというあまりにも当たり過ぎるところにあるのですが、別な観点で、十大ニュースというのはそれをまとめるだけの視点なり鋭い洞察がある方々による成果物を拝見させていただき楽しむものである、と考えてもいるのですよね。
ということで、十大ニュースはやっぱ他人のまとめたものを見るに限る!というリストが以下。最近見て面白いなと思ったものを列挙しました。
- 『今年のベスト10(アクセス)』(池田信夫blog) --- はてブに群がる「ネットイナゴ」を忌み嫌う池田先生ですが、自身のブログの注目度の物差しとしてはちゃっかり活用されています。後半のアクセス元ドメイン別の集計も面白い。なおご存じない方のために補足しておくと、日立製作所のネットワークからは池田先生のブログが見えないようにブロック設定がされているそうです。
- 『今年のベスト20(+2chまとめ系ベスト5)のブログ記事』(小鳥ピヨピヨ) --- ココログで有名ないちるさんによりベスト20ニュース。後半に2ちゃんネタも加えられています。
- 『2009年IT業界の10大ニュースを大胆予測』(ITmedia) --- ITmediaによる、直球勝負の十大ニュースIT業界編。対話形式で面白い。(これ、2008年のニュースじゃなくて、2008年の出来事を踏まえた2009年の予測である点に注意)
- 『Top 10 objectively biggest tech stories of 2008』 --- Techmemeによるハイテク系2008年10大ニュース。外人の視点が気になるひと向け。マイクロソフトによるYahoo!買収提案、AppleのMacWorldもう出ないよ話に次いで、GoogleのChromeが3番目のニュースとして取り上げられていることに注目。正直、そこまでのニュースなのかどうか現時点で私からは何とも言えませんが、はてさて、来年の同時期このニュースをどう見ることになるのでしょうか。。(とはいえ、個人的には最近 "無理やり" Chromeを使ってみています)
おまけ:
- 『ベストレストラン2008』(食べログ) --- 10大ニュースじゃありませんが...
って、書き出して思ったんだけど、面白い十大ニュース記事って、意外と少ない。十大ニュースっていう企画(規格?)そのものの本性が実は面白くないものなのかも。いやそれ以前に、あっという間に世界を飲み込んだ金融危機にすべてのニュースをさらわれてしまったのか?
てなわけで2008年もあと6時間と少々となりました。しかし、私が子どものころの大晦日・正月って、もっと寒かった気がするけどなあ。