結局、ダービーの前売り入場券はあったのか?

saitokoichi2007-05-27



以前のエントリーに書いたとおり「今年 (2007年) の日本ダービーには前売り券がない」と信じて早朝の東京競馬場に到着すると、なぜか例年と同じ構成で列ができていました。私がいつも並んでいる東門では、毎年、左端が入場券を持たない人の細い列、中央が前売りを持っている人のための幅広の列、という具合に大きくふたつの列ができます。今年は前売りがない、つまり全員当日売りの入場券で入るんだから列はひとつだろうと思っていたのですが、そうではなく、いつもと同じようにふたつの列ができていたのです。


係の人に「今年は前売りがないと聞いたけど、この列 (と言いながら幅広の列を指差す) は誰のためのものですか」と質問すると、「入場券または回数券をすでにお持ちの方のための列です」との回答。一瞬わからなかったので聞き直すと「今年は記念前売り入場券はありませんが、通常の入場券、回数券で入れるのです」とのこと。うーむ、きつねにつままれた感じだ。回数券を事前に入手できるのは理解できるが (これは盲点!)、入場券が前もって買えるとは知らなかった。いや、これ、本当にそうかな。通常は入場券て「発売当日限り有効」とかなっているはず。係員の勘違いかもしれない。ま、とにもかくにも、入場券の前売り有無は明らかにしておきたいけれど、回数券は頭になかったわけで、しぶしぶ「当日券を買う人の列」最後尾に並びました。


当日券列の入場は、前売り列がひととおり入りきった後になります。いつもの席が取れるか不安でしたが、ダービー人気もかげりがあるのか、まったく問題なく席を確保することができました。この4月から「フジビュースタンド」(変な名前だなあ) なる新しいスタンドが完成したこともあり、例年の席よりもさらに眺めの良い席をキープ。最終的には、快適なダービー観戦となりました。(快適でなかったのは馬券の勝負だけ...(涙)) 今日のような様子だと、来年からは始発で出かけて並ぶ必要はなさそうです。


新しいフジビュースタンドは、完成したてなのできれいなのは当然として、雰囲気としては完全にディズニーランド。妙にハリボテ風味ですが、まあ、これはこれでよいのでしょう。日本の競馬場ですから、センスとか品格を求めるのはかわいそうです。(笑) 食事を出す店は多彩で、1日のんびりと競馬場で過ごすにはまあまあ気が利いていると思います。


写真は、早朝でまだ人もまばらな日本ダービー当日のパドック。フジビュースタンドの裏窓から撮りました。