SaaS 〜 健全なる変革の時代

saitokoichi2008-12-11



昨日今日と開催されていた『SaaS World Tokyo 2008』へ行ってきました。当日受付だと 3,000円の入場料が必要とのことで当初は行く予定がなかったのですが、招待券をゲットできたので会社から近いこともあり軽く寄ってきたわけです。


時間がなくてセッションのほうは聴講できなかったのですが、東京国際フォーラム地下エリアの一角を使った展示スペースは予想以上に盛況。それほど広いスペースではないので、「熱気ムンムン」ともちょっと違う、「熱気ジワジワ」といったところでしょうか。行く前は、来場者はもっと少なくて業界向けイベント色が強いものかと想像していたので、当てが外れた格好です。もちろん業界人が大半なのですが、ところどころに業界っぽくないおっちゃんが熱心に説明を聞いていたりして、SaaSバズワードを脱したなということを実感するイベントでした。


展示会場では、SaaS っていうキーワードを中心に、専業ベンダーや大手SIer、ハードベンダー、ツールベンダー、大手ソフトウェアベンダーなどがそれぞれの立場と様々な思惑で出展しておりやや雑然とした感はあったものの、どのブースも「何(サービス)を提供するのか」を比較的明快にメッセージしており、この手の流行ものイベントにありがちな「雑誌を読んでいる感覚」とは違うリアリティーがありました。こういうのを見ていると、GoogleMicrosoft だ、いや Salesforce.com だ Amazon だ、などといったプラットフォームの覇権争いがインターネットという大きな海 (雲?) の上で進行している一方で、その上に載るサービスやコンテンツ提供ベンダーの「我、先に」という先頭ランナー争いが交じり合って、健全なる変革の時代を感じざるを得ません。


写真は、インフォテリア・オンラインが配っていたヒノキ(?)のたまご。ストレスがたまったときにニギニギするためのものですね。業務アプリとかその周辺ユーティリティーの展示がほとんどだったので、表計算とかコラボレーションツールを中心に出展している同社はいい意味で異色でした。
ついでにいうと、チープながらも存在感のあるブース(笑)も効果大だったと思いますよ > 藤縄さん