終わることのないマイクロソフトのノーツ向け移行ツール作戦


Lotus Notes/Dominoの環境をマイクロソフトのなんちゃってコラボレーション環境へむりやり移行するツールやサービスは、彼らがそれを意識したときから存在していますが、またまた関連するツールとテンプレートが同社よりリリースされたようです。(Microsoft Transporter Suite for Lotus Notes)


詳細はというと、読まなくても予想がつく項目ばかり。いくらツールが洗練されても、管理コンソールが統合されていても、結局のところ移行できるのはメールとディレクトリとほんの一握りの掲示板/ディスカッションスレッドのみ。ノーツを普通に使っているお客様からすると、かなりのサービスレベル・ダウンとなることは、コラボレーション環境としてのMS Exchange/SharePointとの比較で明らかですね。もっとも、ここ2年くらいはノーツからもマイクロソフトからもその最前線から遠ざかっているので自分の目で見て確認したわけではありませんが、状況が劇的に変わっているとは到底思えません。


実際のところは、普通にノーツを使ってらっしゃるお客様ではなく、普通に使ってらっしゃらないお客様をターゲットにしてガシガシ移行しちゃえというのが同社の戦略なのでしょう。(と言いながら関連サイトにリンクを張って宣伝しちゃってる私はアホ?(笑))