電話がどうした? iPhone

saitokoichi2007-01-19



今夜は、携帯電話業界の最前線でソフトウェアやサービスを提供しているベンダーにお勤めのかつての先輩と上野で一杯やりながらあーでもないこーでもないと3時間ほど語り合っていました。大変有意義な議論ができまして、日ごろ私の中でもやもやしているものが徐々に整理されてきた気がします。まだ考えがまとまるには時間を要しますが、モバイルデバイスの未来を考えるにあたり注目しなくてはいけない点が自分なりに見えてきました。まったく順不同、箇条書きではありますが、備忘録的に書いておきます。(いまは列挙するだけです。それぞれに対する考察は追って実施していきたいと思います。そういう意味での備忘録です)


アイデンティティーとは何か(「電話をかける」という行為に関連するマン・マシン・インターフェースについて)
・携帯電話におけるボタン(テンキー + 機能ボタン)はユーザーにとって果たして今後も有益か。デバイスメーカーから見たメリットとユーザーメリットのバランスはどうか
・ユーザー・インターフェースとハードウェア作りの難しさの両立
・電話とはなにか、もはやそのような分類に意味があるのか
・タッチパネルの耐久性は技術的に解決されていくか
でもインターフェースとしてタッチパネルはすばらしいポインティングデバイスとしてのタッチパネルと、機能割り当てを追求するボタン入力についての考察 ←2007/1/19 06:55修正
・ソフトはハードを超えるか
・インデックスと検索エンジン


列挙しただけの、はっきり言って意味のない自己満足なエントリーになってしまいましたので、ひとつだけ、意見めいたことを書いておきます。iPhoneについて。


なぜ、ジョブズは「Phone」という言葉にこだわったのか? 実は私にはよくわかっていません。(笑)
なぜ「Phone」でなければならなかったのか、ほんとーに、わかりません。ユーザー・エクスペリエンスとしてはかなりクールですし、そういう意味では心底使ってみたいですが、はたして電話と名乗るほどのデバイス足りえるかというと、やや懐疑的です。ハードウェアとしての完成度(バッテリーとの戦いなど)、耐久性、そういった点でどこまでいけるのか、期待と不安が交錯しています。私から見ると、あれはスーパー・ザウルスでありまして、決して電話ではありません。(別にネガティブに言っているわけじゃありません)
そういう意味で、小型デバイスのOSとして Mac OSなのがどうなのかな、と思っています。。。 正直、MaciPod に続く3つめの革命的な製品になるのか、、、?  やや疑問。さて、どうなりますやら。そういえば、来年は「Appleworld」になるのかしら? なんかデジタルっぽくないですね。