結婚できない男 ファイナル


毎週夫婦で楽しく見ていた連続ドラマ「結婚できない男」が昨晩で終了しました。堅物の主人公を取り巻く女性たち、家族、そして犬のケンちゃんの物語。毎週楽しみにしていた最大の理由は、主人公・桑野(阿部寛)の言動が私に「ウリふたつだから」(妻談)だからです。ひとりをこよなく愛す男でありひねくれ者であり相手の感情を逆なでしてしまう直球な物言いとか、おおよそすべてが私とダブるそうです。自分としてもそれを否定できずにおりますので、苦笑いしながら楽しんでいる次第。唯一、ちょっと根暗げなところは似てないのですが。


でも、世の男性が結婚できない理由のひとつがもしこのドラマのようなところにあるのであれば、まだ健全だと思います。ありていな言い方をすると、主人公は「悪い人ではない」からです。わがままで独りよがりなところはありますが、他人を陥れようとかわざと他に迷惑をかけようといった性質とはまったく異なるからです。(...と日ごろの自分の言動を正当化してみたりして)


まあなにごとも程度問題なのでこういった性格も度を過ぎては迷惑者でしかありませんが、毎日のように家族内の問題で様々な事件が報道される昨今、結婚といったある意味表面的なことと愛情という人の心に直結する部分になにか大きな溝ができているように感じてなりません。これは男女の愛だけではなく親子の愛、そして他人への愛も含めて感じるべき問題です。(話が宗教がからないうちにやめときます(笑))