『最後のジェダイ』は永遠に続く


スター・ウォーズ エピソード8、『最後のジェダイ』を観ました。


痛快な超大作エンターテインメント作品ではあるものの、さすがのスター・ウォーズもついにマンネリ化したか、というふうにしか見えなかった。


登場人物の心の動きやそれぞれの関係性、人間模様、そういったものの描き方が薄く、戦争自体がテーマとなったSFアクション映画になってしまった気がしました。ファンが喜ぶ小道具大道具そしてCGを巧みに織り交ぜてそれはそれで楽しめる作品ではあるのですが、例えていうなら、この調子でいくとエピソード10でも20でも作れてしまえそうな、そんな、刺激のない凡庸な大作に映りました。


前作『フォースの覚醒』を観終わった後に期待していたいくつかの展開や「説明」も見られず、とにかく前進あるのみっていう感じで、胸が前後左右に揺すぶられるストーリー展開ではなく、背景や象徴として描かれていたはずの戦争が前面に出てきてしまい、ストーリーテリングに深みがなかったことが残念です。紬合わされた太い編み物ではなく2、3本のポッキーの束、とでも言いましょうか。やはり、ディズニー、なんでしようか。。。