Twitterがあれば本当にもうRSSは不要なのか


TwitterがあるのでRSSが不要になってきた」という声を聞くようになりました。TwitterにしろRSS(リーダー)にしろ使い方は十人十色ですから、こういった声が正しいとか正しくないとかいう話ではないのですが、私のことで言えば両者はまだ別物です。


ストックとフローなどということをよく言いますが、Twitterは私にとって頭の中を24時間流れ続ける川の流れであり文字通りのフロー。Twitter上を流れるすべてのつぶやきを追いきることはできませんから、その「瞬間」の流れをつかむことができればよし、と割り切って使っています。一方RSSについては、すべての記事を読めないまでも少なくともタイトルくらいは一通りチェックしたいと思っているからこそフィードを拾っているわけで、どちらかと言えばストック的。だから、私にとって両者は使い分けの対象なのです。


RSSはそろそろ不要」とおっしゃる方々は、Twitterにアクセスしている時間が比較的長い、あるいは何らかの方法で常時Twitterにつながっている状態を保てる方が多いのではないか、と想像します。そのような方々にとってTwitterはもはやネットへの接点の役割になりつつあり、あらゆる情報がそこへ集約されてくるほうが都合がいいのだと思います。


Twitterユーザーは世の中全体を対象に考えた場合まだまだマイノリティーです。サイトへのアクセスが制限されている会社もあると聞きますし、勤務中に堂々とTwitterの画面を開くことができる会社員は少数派でしょう。かく言う私もiPhone購入以後はTwitter接続時間・回数とも激増していますが、それでも勤務中に積極的に使うことは控えています。そういう意味では、RSS不要論も先進ユーザーの間でのトレンドなのでしょう。今後Twitterが企業内で市民権を得てくれば、この状況が激変するであろうことは言うまでもありません。